【満足度40】映画『神と共に 第一章:罪と罰』(2017年、韓国)は、とっても不思議な世界に迷い込んだ気持ちになりました。

シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です。

 

本日は、『神と共に 第一章:罪と罰』をご紹介します。

こちらは2017年に韓国で製作された、ファンタジー/アクション作品です。

上映時間は140分。

ミニシアターで字幕版を鑑賞しました。

 

満足度は40点(100点満点)!

衝撃でした。

面白くない訳ではないのですが、前半でウトウトしてしまいイビキをかいて寝ている前のおじさんと同じ状態になる前に意識を取り戻して頑張ったのですが、なんとも不思議な世界観で最後までうまく乗り切れずに終わってしまいました。

なんとなく壮大!

なんとなくカッコいい!

なんとなく引き込まれるストーリー!

すべてが「なんとなく」で終わってしまいました。

 

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)を超える超大作と聞いて観たのですが、ぼくは『新感染』の方が好きです。

【満足度90】映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で、ゾンビに追われながら他者貢献について考えました。

 

本作は、かなりの部分で詳しい解説をしてもらえる訳ではないので、ボーッとしていると序盤で放り出される可能性があるので、お気をつけください。

本作は2部構成になっているので、次作の『神と共に 第二章:因と縁』も観る予定です。

が、果たしてこの「なんとなく」感を乗り越えることができるでしょうか。

 

以下に、注目ポイントと感想を書きますので、お読みください。

『神と共に 第一章:罪と罰』の予告編と簡単なあらすじ

いま、地獄の門が開かれる――

 

火災現場で少女を救い、壮絶な殉死を遂げた消防士ジャホン(チャ・テヒョン)を迎えた冥界の3人の使者であるカンニム(ハ・ジョンウ)へウォンメク(チュ・ジフン)ドクチュン(キム・ヒャンギ)は、「人は亡者になると49日間のうちに7つの地獄で裁判を受けなくてはならない」というルールを言い伝える。

その裁判すべてを無罪でクリアした者だけが、現世に生まれ変わるというのだ。

かくしてジャホンは3人の使者に導かれ、〈殺人、怠惰、ウソ、不義、裏切り、暴力、天倫〉という7つの地獄を巡るはめになるが、実値で勤勉な”正義の亡者”であるはずのジャホンの意外な過去が次々と発覚し、冥界と下界を巻き込んだ壮絶なバトルが勃発する!

 

公式サイト(外部サイト)

以下、画像や引用はすべて公式サイトからの引用となります。

『神と共に 第一章:罪と罰』のキャスト・スタッフ

●出演

ハ・ジョンウ/カンニム…死者と使者の転生をかけた裁判の弁護士

チャ・テヒョン/キム・ジャホン…生前の行いを冥界で裁かれる消防士

チュ・ジフン/ヘウォンメク…死者と使者を危機から救い守る護衛

キム・ヒャンギ/ドクチュン…死者の生前を見通す力を持つ補助弁護士

イ・ジョンジェ/閻魔大王…死者の運命を握る冥界裁判の統括者

キム・ドンウク/キム・スホン…除隊を間近に控えた兵長

D.O./ウォン・ドンヨン…軍隊に順応できない一等兵

マ・ドンソク…??

 

●スタッフ

キム・ヨンファ/監督・脚本

『神と共に 第一章:罪と罰』を観る前に

イントロダクション

人は死んだらどこへ行くのか。

冥界――。

そこは必ず死後に訪れる場所なのに、誰ひとりとして覗いたことのない超自然の異世界。

この人類にとって永遠の謎とも言える命題は、これまでにも古今東西さまざまな映画で探求されてきた。

そんな誰もが想像をふくらませたことがある”あの世”というテーマを壮大なスケールの2部作として映像化し、韓国で大ヒットを飛ばしたのが『神と共に 第一章:罪と罰』『神と共に 第二章:因と縁』である。

2017年冬に公開された『~罪と罰』は韓国歴代2位(2019年1月現在)の観客動員1440万人、続編の『~因と縁』は同歴代10位(2019年1月現在)の1230万人を達成。

その勢いに乗ってアメリカ、カナダをはじめ、台湾、香港、タイ、インドネシアなどの東アジア、東南アジア各国でも爆発的な興行成績を叩き出した。

とはいえ、あらゆる観客が幸せになれる美しい極楽浄土が待っていると思ったら大間違い。

私たちの想像をはるかに超えたイマジネーションを駆使して、現世での罪と罰が問われる”地獄”への旅を描き上げた冥界エンターテインメントなのだ!

韓国の人気ウェブコミックを原作とする本作は、準備に約5年、撮影に約1年を費やし、第1部と第2部を同時進行で製作した異例のビッグ・プロジェクト。

ひとりの亡者と3人の使者が力を合わせ、幾多のハードルがそびえる裁判を突破していくゲーム感覚のキャッチーなストーリー展開に加え、7つの地獄や三途の川などの奇想天外なビジュアルにも目を奪われる。

その東洋的な死生観をベースにした地獄絵巻に、ハリウッド映画ばりのクオリティのVFXとアクション、家族愛や友情のドラマを織り交ぜた映像世界は、全編がクライマックスと言っても過言ではないスリルとサプライズに満ちている。

はたして”死後の人生”を懸けた地獄巡りの最終地点には、いったい何が待ち受けているのか。

誰も見たことのない冥界の全貌と、空前絶後のスペクタクルがそこにある!

プロダクションノート

グリーンバックと荒涼とした撮影地で奮闘した俳優たち

本作の撮影現場ではベテラン俳優たちの真価が改めて確認された。

映画の背景のほとんどをCGで完成させるため、俳優たちは最小限のセット背景や小道具の前で、ひたすら想像力に頼って演じなければならなかった。

キャラクターの感情を背負いながら、頭の中ではグリーンバックの向こうの地獄の光景を思い浮かべる演技は高難易度の作業だった。

にもかかわらず、ハ・ジョンウ、チャ・テヒョン、チュ・ジフン、キム・ヒャンギは見えない怨霊と闘い、ハードなアクションを披露し、7つの地獄の裁判における多様な感情まで完璧に表現した。

撮影序盤の段階でみられたグリーンバックの前でのぎこちない姿は跡形もなくなり、時間が経つほどキャラクターにシンクロする俳優たちの姿に、現場のスタッフも感心を禁じえなかったと口を揃える。

自然の物性にインスパイアされた地獄のビジュアル

本作の世界観を映画化するうえで、最も苦心したもののひとつがビジュアルだ。

誰でも一度は思い描いたことのある冥界の姿を、映画としてリアルに具体化するのはやはり難しい作業だった。

地獄独特の神秘的な雰囲気を盛り上げるとともに、リアリティにも力を入れなければならなかったからだ。

キム・ヨンファ監督とスタッフは悩んだ末、火・水・鉄・氷・鏡・重力・砂など7つの自然の物性をアレンジし、大自然の圧倒的な光景を加える策を考えた。

〈殺人地獄〉は火の物性を基に火山の噴火口と溶岩のイメージを活用し、〈怠惰地獄〉は水の性質からヒントを得て滝のイメージを活用するなど、各地獄に自然的な特徴を組み合わせて新しい次元のビジュアルを作り出した。

その無から有を創造するプリ・プロダクションの期間には、他の映画に比べて数倍の期間を要した。

VFXスーパーバイザーのチン・ジョンヒョンは〈天倫地獄〉に砂漠のイメージを生かすため、実際にモンゴルの砂漠を訪れるほどリファレンス・データ収集に情熱と誠意を尽くした。

地獄の光景にリアリティを与えたこだわりのセット

本作はVFXの割合の大きな作品だが、キム・ヨンファ監督は俳優たちが気楽に演じられる場としてセット作りを大事にした。

『新感染 ファイナル・エクスプレス』のイ・モクウォン美術監督はあの世の現実感に新たな息吹を与えた。

なかでも俳優とスタッフを最も驚かせたセットは、〈ウソ地獄〉に行く関門の”剣樹林”だった。

約40日間、力を入れて作り上げた韓国映画史上最大規模のセットであ。

600トンの土とその重さを支える鉄骨構造を基に、巨大な山の形を整え、その上に実際の森のように地形にうねりを入れて本物の木々と草を植えた。

また、竹をモチーフにした〈怠惰地獄〉では本物の竹を取り寄せてセットを制作した。

まっすぐに伸びた緑色の竹を確保するため、竹の産地で有名な潭陽(タミャン)はもちろん、釜山(プサン)にある私有地の森まで取りに行くほどこだわった。

大変な思いをして手に入れたこれらの竹は、時間が経てば色が変わるので、撮影の間、その状態を保つことにも手間がかかった。

あの世の登場人物たちを個性豊かに彩る衣装とメイク

衣装デザイナーのチョ・サンギョンは、人物の特徴を明確化するため、全体的にシンプルかつ印象的なイメージを植えつける衣装をデザインした。

あの世の使者らはキャラクターの特性上、色を暗くする代わりに影が長く見えるシルエットで作り、そのポイントを生かした。

韓服の道袍(どうほう)の裾のように軽く揺れる線を生かしたこの衣装は、この世とあの世を行き来する使者らのダイナミックな動きを念頭に入れたデザインだ。

一方、地獄の大王たちは各空間のコンセプトに合わせて衣装の質感と色を決めていった。

シルク、楮紙(こうぞがみ)、麻などの天然素材を活用して韓国的な雰囲気を漂わせるようにした。

さらに、メイクアップにおいても7人の地獄の大王役の俳優たちは、大胆な変身を披露した。

最も強力なカリスマ性を誇るのは、3人の使者に接しているときと、裁判所に立つときのふたつのバージョンのメイクが施された”閻魔大王”だ。

チョン・ヘギュンは、型破りな風貌を実現させるため、2時間以上かけて顔全体の特殊メイクを受ける必要があった。

そのほかにも朝鮮時代の王妃のヘアスタイルに着想を得た”初江大王”などの挑戦的なビジュアルが観る者の興味をかき立てる。

『神と共に 第一章:罪と罰』の地獄ルート

『神と共に 第一章:罪と罰』の感想と注目ポイント

韓国の「死後の世界」を知る

本作『神と共に 第一章:罪と罰』は、韓国における「死後の世界」を現代的なビジュアルで映像化したものだそうです。

本作を観るうえで、「日本と韓国の死生観の違い」について少し勉強しておいた方が良いのかもしれないと思いました。

ぼくの場合、この違いが分からないまま、「不思議な死後の世界だな」と思っていたら終わってしまっていたのです。

 

鑑賞後に調べてみたのですが、韓国、朝鮮半島には古来のシャーマニズム信仰があり、その死生観を土台にこの物語が作られているんだということが分かりました。

〈韓国の巫俗信仰と死〉

韓国人の霊魂観は2種類に区分されるが、1つは人が死んだ後、冥土へ行く死霊でもあり、もう1つは生きている人の体に宿っている生霊である。

巫教(シャーマニズム)は、霊魂を安置して、冥土へ迷わずに行かせるようにする点に特色がある。

韓国人は霊魂に対する姿と性格の規定を、生きている人と同様に人格的に待遇をする。

死を「お帰りになった」と言うのも、現世に生きて老い、寿命が終わり、あの世に「帰って生きるようになる」という韓国人の死生観の繁栄である。

引用:毎日宗教新聞(外部サイト)

つまり、韓国では死んでもなお、生きていたときの善行の度合いによって、生まれ変わることができるか、そのまま地獄の猛火に焼かれ続けるのかが決まってしまうのです。

ぼくのおじいちゃんの家は、「阿弥陀仏と唱えれば極楽に行けるよ~」という仏教の浄土真宗なので、この点で違和感バリバリだったみたいです。

 

この子はまさしく!

本作では、主人公のジャホンが7つの地獄を巡り、自分が生きてきた人生に罪があるのがどうかの裁判をかけられることになります。

その中の「ウソ地獄」は注目ポイント。

そこの裁判長である泰山大王を演じるのはキム・スアンさん。

引用:twilogより(外部サイト)

かわいらしい子だなあと思って観ていたのですが、彼女、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)にスアン役で出演していました。

【満足度90】映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で、ゾンビに追われながら他者貢献について考えました。

今回はまったく違う役柄ですが、彼女のかわいらしさはそのままに、その演技を楽しむことができます。

 

コメディっぽい場面もあるがコメディでもない

本作は、地獄巡りのやり取りの中でコメディっぽい場面が結構あります。

けれど、ぼくが韓国の映画に慣れていないせいか、有名な俳優さんであってもほとんど分からないせいか、あまり笑うことができず…という状態でした。

韓国の俳優さんたちは、どの人も美形なので、どの人が「コメディ担当のおもしろおじさん」なのか分からないというのもあるのかなと思いました。

 

物語のクライマックスでは感動!

そんなこんなでうまく作品に乗ることができなかったぼくでしたが、それでもクライマックスシーンでは感動して泣いてしまいました。

作品の冒頭、ある出来事により死んでしまったジャホン。

彼がどんな人生を送ったのか。

そしてその生き様は、生まれ変わるに値するのか。

ぜひ3人の使者とともに一緒に見守りましょう。

 

次作『神と共に 第二章:因と縁』へ

本作のラストで、使者のリーダーのカンニムはジャホンの地獄巡り途中でぶつかった大きな疑問に対して、答えを得る行動にでることにしました。

一方現世では、別の使者が死んだ者のところに迎えにきたのですが、そこに明らかに怪しい人物が登場しました。

第二章は、本作とはまったく違ったお話が展開されるみたいです。

 

最後に

以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。

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