脅迫犯罪者がいかにして作られたか知りたいあなたへ。『永遠に僕のもの』(2018年、アルゼンチン、R15+)

こんにちは、シュンちゃん(@vani_1103)です。

 

今回は、映画『永遠に僕のもの』の感想です。

放送年:2018年

製作国:アルゼンチン/スペイン

ジャンル:犯罪/ドラマ/青春

上映時間:115分

映倫:R15+

視聴環境:映画館で字幕版

『永遠に僕のもの』の感想:満足度40%

舞台はアルゼンチン・ブエノスアイレス。

引用:海外旅行準備室(外部サイト)

本作の舞台となるのは、南米大陸にあるアルゼンチンの首都です。

1970年代の事件をモチーフにした作品ということを忘れてしまうと、「この国の治安はどうなっとんねん!」と思ったりします。

 

「イケメンだったら何をしても許されるのか?」問題を考える。

本作は、Twitterで相互フォローの方が感想をあげていたのを読んでから興味を持っていました。

しかし女性の方の感想が多かったのか、主人公カルリートスを演じるロレンソ・フェロさんが超イケメンで最高だったハマってしまったもう私のものよ、というものでした。

「えー、イケメンなら作品の中身とかどうでもいいのかよー」などとちょっとムカついてしまいました。

そこで、今回は、「イケメンだったら何をしても許されるのか?」という問題をテーマに鑑賞をしてみたいと思います。

 

満足度40%

今回は、ぼくには合わなかった部分があったなぁと思いました。

中盤から尻上がりに面白くなっていったのですが、挽回するところまではいかず…というところでした。

どこら辺がぼくに合わなかったのかといいますと、前半部分がものすごく長くて間延びしているかなと感じたところです。

監督の意図があると思うのですが、ぼくには長すぎました。

正直に言うと、作品冒頭で主人公カルリートスの親友ラモンのお父さんのキンタマ袋が大スクリーンにドアップになる場面があるのですが、それを観終わったあとに、豪快に居眠りをかましてしまいました。

うん、きれいなキンタマ袋を見て、ちょっと油断しました。

そこからは、グイグイ物語に引き込まれる展開になっていて、楽しい気持ちで劇場を後にしました。

 

確かに主人公カルリートスは魅力的だったが…。

まず注目したいのは、主人公カルリートスを演じるロレンソ・フェロさん。

引用:FRONTROW(外部サイト)

確かに、イケメンです。

いや、イケメンというよりも美少年です。

主人公カルリートス自身が、自分自身が美少年であるという自覚はあるんだろうというのはなんとなく分かりました。

ただ、その自分の美しさを利用して一連の大きな犯罪に手を染めたとは思えなかったです。

そこが、女性たちを引き込んでしまう魅力なのかもしれません。

ぼくからすると、身体つきをみても鍛えている訳ではまったくない。

ただ素として美少年だからって、そんなに持ち上げられなくてもなぁと思ったりしていました。

ぼくは、本作でロレンソ・フェロさんに出会ったとき、かつてのレオナルド・ディカプリオさんのような輝きを見ることはありませんでした。

『タイタニック』(1997年)

引用:シネマトゥデイ(外部サイト)

ぼくの中ではレオ様こそ、男も惚れる男だと思っています。

ここまでくると、完全に好みの問題でしょうか。

あなたはどちらの方が好みですか?

それとも他の方?

 

犯罪者だが、邦画のような心理描写を追う作品ではない。

本作は、1970年代に実際に起こった連続殺人事件をモチーフにした作品です。

しかし、邦画によくみられる、犯人がいかにしてそんな凶悪な犯行にいたったのかという心理をしっかり描いたような作品ではありません。

そういう視点でも楽しんでみたいという、ぼくと同じくらいの年代の方にとっては物足りない気持ちになってしまうかもしれませんので、ご注意ください。

また、この物語の演出についても、観る方の好みによって好き嫌いが大きく分かれそうな気がしました。

ぼくは、やっぱり監督がどういう気持ちでこの作品を製作したのかというメッセージを受け取りたいなと思っています。

ですので、例えば、「まずこんな殺人事件があって、次にこんなことがあって…」とただ時系列を追うだけなら、映画作品として楽しむ必要はないのではと思うのです。

ということで、ぼくには少し物足りない気がしました。

ただし、本作を監督・脚本したルイス・オルテガさんがすごいな、素晴らしいなと思うところは、「分からないものを、分かった風な味付けをして観てもらわず、分からないとはっきりと伝える」という部分。

”悪のカリスマ”となりえた凶悪犯罪者カルリートスの行動や思考を分析し続けても、何も分からないんだろうと思います。

ただただ、自分の気持ちに寄り添って、無邪気に天真爛漫に生きていく中に、ごく普通に強盗や殺人があっただけ。

そう、分からないということが分かるのだろうと思います。

それを、分かった風な調子で語らない。

これをきちんとぼくたちに伝えてくれる監督は、ぼくは大好きです。

 

なぜカルリートスがこうなったのか?ぼくの仮説。

本作を鑑賞後、記事に書きたかったのはこれでした。

カルリートスが凶悪犯罪者になった原因とはいったい何か?

家庭環境が特別悪い訳ではない。

元々サイコパスだった?

いいえ、違います。

ここからは、ぼくの仮説です。

大いに【ネタバレ】を含みますので、ご注意ください。

カルリートスをこんな人間にしてしまったのは、何を隠そうカルリートスの親友ラモンのお父さんが原因です。

カルリートスは、ある出来事からラモンと仲良くなり、ラモンの家に遊びに行くことになりました。

対面して、カルリートスを迎えて話をするラモンのお父さん。

しかし、その姿はトランクス一丁で、片足をお行儀悪く立てて座っていました。

その足とトランクスの間から、とってもきれいなキンタマ袋が片方、ボロンと出ているのです。

間から見えている、のではないんです。

お父さん、さっき、片方のキンタマ袋だけ外に出しましたか?っていうくらいきれいに出てました。

そのキンタマ袋を凝視するカルリートス。

それが、カルリートスが凶悪犯となった原因だとぼくは思っています。

もしあなたの息子さんが、お友だちを連れてきたとしても、絶対にキンタマ袋を見せつけるような行為はしないでください。

あなたのその行為が、あらたな凶悪犯を生み出してしまうのですから。

 

ここまで、トランクスからキンタマ袋を出して記事を書いていたヴァニでした。

『永遠に僕のもの』の作品情報

あらすじ

堕ちる

1970年代にアルゼンチンで実際に起きた連続殺人事件をモチーフに描くクライム青春ムービー。美しき17歳の少年が、ためらいもせずに次々と重大な犯罪に手を染めていく衝撃の犯罪遍歴を描く。主演は本作がスクリーン・デビューのロレンソ・フェロ。共演にチノ・ダリン、ダニエル・ファネゴ、セシリア・ロス。監督はアルゼンチンの俊英、ルイス・オルテガ。

1971年、ブエノスアイレス。何不自由ない生活を送る17歳の美少年カルリートスだったが、遊びを楽しむように犯罪に手を染め、ほとんど罪の意識を感じることもなかった。やがて彼は、転校先で野性的な魅力に溢れたラモンと出会い意気投合し、2人でコンビを組んでさらなる罪を重ねていくのだったが…。

allcinema(外部サイト)

予告編

キャスト

ロレンソ・フェロ / カルリートス

チノ・ダリン / ラモン

ダニエル・ファネゴ / ホセ

スタッフ

ルイス・オルテガ / 監督・脚本