往年のアクション俳優の背中を見て生き残り方を学びたいあなたへ。『大脱出』(2013年)

こんにちは、シュンちゃん(@vani_1103)です。

今回は、映画『大脱出』の感想です。

引用:Yahoo!映画

製作年:2013年

製作国:アメリカ

ジャンル:アクション/サスペンス

上映時間:116分

視聴環境:Amazonプライムビデオの吹替版

字幕版吹替版(外部サイト)

『大脱出』の感想:満足度80%

観る前に:ぼくの2大アクションスターが共演!

1980年代から1990年代に青春時代を過ごしたぼく。

ハリウッドのアクションスターといえば、何といってもシルヴェスター・スタローンさんとアーノルド・シュワルツェネッガーさんでした。

その時代には2人が共演することはまず考えられませんでした。

不仲説が噂されていたのを思い出します。

2010年に製作されたスタローンさん主演映画『エクスペンダブルズ』に、シュワちゃんがカメオ出演したことにより初共演を果たしました。

そして『エクスペンダブルズ2』(2012年)で本格共演。

ついに本作にてW主演を果たすことになりました。

彼らを全盛期から応援して観ていたぼくにとって、待ちに待った作品となったのでした。

「ドウェイン・ジョンソン?まだまだ若いモンには負けん!」というところを、2人に見せてほしいなと思います。

 

物語前半から

映像のレトロ感が良し

本作が始まって感じたのは、映像から少し古ぼけたような懐かしさを感じたこと。

「もし1980年~1990年代に共演していたらこんな雰囲気なんだろうなぁ」と思わせてくれる、粋な演出でした。

 

自虐ネタもOKになったスタローンさん

本作の主人公レイ・ブレスリンを演じるスタローンさん。

ブレスリンの仕事は刑務所の警備を指摘するセキュリティ・コンサルタント。

この役柄にも過去から比べると変化がありました。

肉体派アクション俳優のレジェンドとして、これまでは敵を殴り倒したり銃を乱射したりすることをメインに活動してきた彼。

自ら刑務所に服役して脱出を試みるという部分にはあの頃の面影を感じます。

脱出計画を綿密に組み立てたりするような知的な人物になってしまうとは…。

もはや、最初からコメディ全開なのですよね。

それをスタローンさんが大真面目に演じているのがとても本作の面白いところ。

どの年代、どの作品からこういう路線に切り替わったのかは分かりません。

ぼくは彼の決断を支持します。

サッと身を引く方もいれば、ずっとボロボロになっても映画と関わり続ける方もいてもいい。

素晴らしい作品を観続けることができれば、こんなに幸せなことがありません。

 

今回脱出するのは、洋上に浮かぶ巨大船内の刑務所!

恐るべき情報を手に入れてしまいました。

ぼくたちには分からない闇の世界ではすでに洋上に浮かぶ巨大船の中に刑務所が作られているのです。

絶対に外にだしては行けない人物たちを収容し、今もどこかを移動しています。

20世紀の遺物のような見た目と、ハイテクを駆使したセキュリティをうまく融合した刑務所は、誰も脱獄なんてできないんじゃないかと思わせました。

さて、ブレスリンはどうやってここを攻略するのか?

 

シュワちゃん登場!

洋上刑務所の囚人エミル・ロットマイヤーとして、お待ちかねのシュワちゃんが登場。

2人は握手はしませんでした。

このシーンはとても興味深かったです。

過去の2人の不仲説はほぼ本人たち公認のようなものでした。

それをこの握手拒否によって言葉にせずにファンたちに「昔はね、若かったからね」というのも込めて届けてくれたのです。

やっぱりレジェンドは、粋(いき)ですよ。

よ、江戸っ子!

 

お互いを再認識していく絡みが良し

W主演として本作に挑んだ彼らの胸中はどんなものだったのでしょうか。

ぼくには「お互いを再認識して、これからは支え合いながらやっていくぞ!」という気持ちが見えていました。

ブレスリン「あんた、見た目によらずかしこいんだな」

ロットマイヤー「お前もな」

お互いニヤリと微笑む。

という会話の場面一つとっても、ぼくは単純にうれしくなってしまいました。

まったく名前もない脇役キャラから、「黙ってろジジイ!」と言われてしまうようになったレジェンド。

シルヴェスター・スタローンさん、当時67歳。

アーノルド・シュワルツェネッガー、当時66歳。

1人ではもう全盛期のような演技はできないかもしれません。

「でも、俺たちが手を組めば、どうだ?」

そうやって彼らは、いまだにぼくたちに面白い作品を届けてくれているのです。

 

作品後半から

後半はよくある脱獄アクション

後半から、いよいよ大脱出が始まります。

ここについては特にご紹介することはなく、ぜひ実際に作品を観て楽しんでいただければと思います。

 

愛すべきやられ役に涙

主人公2人の計画に加わり、ともに脱出しようとする囚人ジャベド。

彼がいなければ脱出は不可能でした。

刑務所内の混乱に乗じて脱出する途中、銃弾を受けてしまったジャベド。

引用:Twitter

致命傷となる傷を負った彼は、自らの死を受け入れ、2人のために追手の前に立ちはだかるのでした。

こういう展開も「あるある」のひとつ。

なぜだか涙してしまいました。

おじいさん2人が刑務所を脱出するという色気も何にもない男臭い作品に浸ってきた後半だったからこそ、こういうベタな展開が良いのです。

 

ラストには「コマンドー」がやってくる!?

シュワちゃんはアクション界のレジェンドとはいえ、拳で殴り合うようなアクションはあまり得意ではありません。

イメージするのは大きな銃を持って撃ちまくるシュワちゃんですね。

囚人として刑務所から脱出するアクションでは、彼の良さが出ないのではと思っていました。

クライマックス、その期待に応えるように「コマンドー」が帰ってきます。

「ね、待ってたんでしょう?ね?」と言わんばかりの演出でムカつきますが、心の中をピッタリ当てられてしまったので、ぐうの音も出ません。

 

最後に

ラストシーンはスッキリしていて良かったです。

大物ベテランアクション俳優たちを意地を感じた面白い作品でした。

往年のスタローンさん、シュワちゃんファンの方々にぜひ観ていただきたいと思います。

果たして、2人は完全脱出に成功するのでしょうか…?

『大脱出』の作品情報

あらすじ

”完全”を超えろ

そこは、地図にのらない動く要塞。

海に浮かぶその監獄はつくった者すら破れない。

アクション界の2大レジェンド、シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの豪華共演で贈るサスペンス・アクション。自ら作り上げた難攻不落の最新鋭監獄要塞に何者かの陰謀で投獄されたセキュリティの世界的権威が、獄中で出会った謎の男の助けを借り、一世一代の脱獄計画に挑む姿を描く。監督は『1408号室』『ザ・ライト -エクソシストの真実-』のミカエル・ハフストローム。

脱獄のスペシャリスト、レイ・ブレスリンは、自ら囚人として刑務所に潜入し、様々な手段で脱獄しては警備の弱点を指摘するセキュリティ・コンサルタントの第一人者。ある日、そんな彼のもとにCIAから民間の極秘刑務所を調べるための脱獄依頼が舞い込む。しかしそれは、彼を陥れる罠だった。ブレスリンがぶち込まれた刑務所は、彼の指南書をもとに設計された“墓場”の異名を持つ難攻不落の超ハイテク監獄要塞だった。いよいよ窮地に陥ったかに思われたブレスリンだったが、そんな彼に“墓場”の囚人たちを束ねる屈強な男ロットマイヤーが近づいてきた。

allcinema(外部サイト)

予告編

キャスト

シルヴェスター・スタローン / レイ・ブレスリン

アーノルド・シュワルツェネッガー / エミル・ロットマイヤー

ジム・カヴィーゼル / ホブス所長

カーティス・”50Cent”・ジャクソン / HUSH

ヴィニー・ジョーンズ / ドレーク

ヴィンセント・ドノフリオ / レスター・クラーク

エイミー・ライアン / アビゲイル

ファラン・タヒール / ジャベド

スタッフ

ミカエル・ハフストローム / 監督

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