【満足度100】映画『フリーソロ』で考える、「自分の人生を思いっきり生きる」ための4つのポイント。

シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です。

 

今回は、第91回(2018年)アカデミー賞®長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『フリーソロ』をご紹介します。

第91回(2018年)アカデミー賞受賞作品一覧

 

こちらは2018年にアメリカで製作された、ドキュメンタリー/スポーツ/アドベンチャー作品です。

上映時間は100分。

映画館で鑑賞しました。

 

満足度は100点(100点満点)!

最高でした!

これほど楽しむことができ、感動したドキュメンタリーは今まで出合ったことがありませんでした。

初めは”フリーソロ”というまったく知らない分野だったので、どこまで自分がハマるか分かりませんでした。

ですが、世界の頂点に立つ若きスーパースター、アレックス・オノルドさんをはじめ、今回の前人未到の挑戦に関わるすべての人たちの人間的魅力に触れることができて、100分間、スクリーンから目を外すことなく没入して鑑賞することができました。

一瞬の気の迷い、指先ひとつが少しズレただけでも死につながるという、”フリーソロ”の恐ろしさとともに、それに立ち向かっていこうとするアレックス・オノルドさんの凄さにただただ驚くばかりでした。

 

本作はドキュメンタリーということで、映像の力強さは特筆に値すると思います。

今の映画作品は、そのほとんどがCGが使われています。

体験することができないような映像演出を楽しむことができ、それはとても良いことだと思います。

けれど一方で、「本物の映像」に出会うことも大切だよね、と感じました。

自分が本当に断崖絶壁を登ることができるならば、それが1番素晴らしいのかもしれません。

が、なかなかそれもできません。

そんなときに、本作『フリーソロ』のような圧倒的なリアルを観ることができるのは、とてもうれしいことだなと思いました。

 

作品中とても感動したのは、アレックスさんと恋人サンニさんのやりとりです。

アレックスさんは、サンニさんにあまり「愛している」などの言葉をかけないそうです。

それは、元々の性格もあるようですし、命がけの”フリーソロ”に挑むには心に鎧をまとわなければいけないそう。

アレックスさんは、このエル・キャピタンへの挑戦後、サンニさんに何と声をかけるのでしょうか。

ぜひそのシーンをご自身で確かめてもらいたいと思います。

 

本作は、ブログ企画「感動!100本ノック!!」の31本目に登録することにしました。

「感動!100本ノック!!」

 

以下に、注目ポイントと感想を書きますので、お読みください。

『フリーソロ』の予告編と簡単なあらすじ

予告編

あらすじ

ラスト20分――

極限を超えた体感。

高さ975m断崖絶壁。

ロープ無し、素手で登りきる。

 

“フリーソロ”とは命綱はおろか一切の安全装置を使用することなく、自分の手と足だけで岩壁を登るもっとも危険なクライミング・スタイルのこと。

アレックス・オノルドは、そんなフリーソロで数々のビッグウォールを攻略してきたクライミング界の若きスーパースター。

彼の夢は、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえ立つクライマーの聖地、エル・キャピタンをフリーソロで制覇すること。

しかし、この世界屈指の断崖絶壁をフリーソロで登りきった者は未だかつて一人もおらず、誰もがロープなしでは絶対不可能と考えていた。

本作は『MERU/メルー』のエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ&ジミー・チン監督が、前人未踏の偉業に向けて入念な準備を進めるアレックスに密着し、歴史的な挑戦の一部始終を、彼を支える恋人や先輩クライマー、さらには熟練クライマーでもあるジミー・チン率いる撮影クルーたちの葛藤とともに極限の緊迫感でカメラに収めた衝撃のドキュメンタリー。

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞をはじめ数々の映画賞を受賞。

 

allcinema(外部サイト)

『フリーソロ』のキャスト・スタッフ

キャスト

アレックス・オノルド

トミー・コールドウェル

サンニ・マッカンドレス

 

スタッフ

エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ/監督

ジミー・チン/監督

『フリーソロ』を観る前に

皆さんは、ロック・クライミングに興味ありますか?

最近は手軽に体験できる施設ができて、ぼくの住んでいる香川県でも楽しめるようになりました。

やってみたいスポーツなのですが、いかんせん、ぼくは2019年夏の時点で87kgくらいあって、さすがにそんな身体を手と足で支えるのは難しいだろうと、チャレンジできずにいます。

地面から垂直に切り立った数百メートルもの高さの岩壁を、非常時の命綱となるロープや安全装置を一切使用することなく、おのれと手と足だけを頼りに登っていく。

そんな最もシンプルゆえに美しく、最も危険でもある究極のクライミング・スタイルが”フリーソロ”。

その驚くべき魅力を、余すことなくカメラに収めたドキュメンタリー映画が本作『フリーソロ』です。

ナショナル・ジオグラフィック・ドキュメンタリー・フィルムズ製作による本作は、世界各国で大反響を起こし、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどでドキュメンタリーとしては異例の爆発的ヒットを記録。

さらに全世界で45の賞にノミネートされ、第91回(2018年)アカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞受賞をはじめ、2018トロント国際映画祭観客賞、2019英国アカデミー賞を受賞(ともにドキュメンタリー部門)など、20賞受賞の快挙を成し遂げた。

冒頭から目を疑うような光景が続出し、誰もが手に汗を握り、息をのまずにいられない驚異の傑作、その全貌がついに明らかになる。

 

公式サイト(外部サイト)

本作は、これ以上の情報は調べずに鑑賞してみたいと思います。

楽しみです。

 

エル・キャピタンはどこにある?

調べるのはここまで…と思いましたが、本作の舞台であるエル・キャピタンがいったいどこにあるのか気になったので、これだけ。

エル・キャピタンがあるヨセミテ国立公園は、カルフォルニア州のサンフランシスコの近くにあります。

引用:旅行のとも(外部サイト)

最寄りの空港はサンフランシスコにありますが、日本からも直行便があるそうです。

引用:LOOK TOUR.NET(外部サイト)

写真を見ると、「大自然!」という感じですね。

引用:LOOK TOUR.NET(外部サイト)

ここに、ドデカい岩の塊が置いてあるようなエル・キャピタンがあるようです。

エル・キャピタンがどんなにすごいのか…は、本作を観て確かめたいと思います。

『フリーソロ』の注目ポイントと感想

今回は、本作『フリーソロ』を見ていて考えた、自分の人生を思いっきり生きるためのポイントをご紹介します。

その1.人は誰も皆いつか死ぬ。

なぜ”フリーソロ”のような危険なことをするのか?

この質問に、アレックスはこう答えます。

「人は誰も皆いつか死ぬんだ。だったら、やりたいことをやる」。

口だけではなく本当に行動できるかどうか、それが人生の分岐点なのかもしれません。

 

その2.ゴールに到達するためには、そこまでの正確な地図を描く。

”フリーソロ”では前人未到のエル・キャピタンの頂上までたどり着くという目標を叶えるためには、どうすればよいのでしょうか。

とにかくやってみればいい!とやみくもにチャレンジを繰り返しても、決してゴールにたどり着くことはできません。

ゴールするためには、そこまでの正確な地図が必要です。

人それぞれゴール地点は違うし、進んでいく道も変わる。

自分だけの地図を自分自身で描き上げなければけいません。

本作『フリーソロ』の中で、「生の確率」を上げていく作業を淡々と行うアレックスの姿を観て、華々しい表舞台に立つ人ほど、普段は語られることのない地道な作業を繰り返しているんだなと勉強になりました。

 

その3.人生では何度失敗しても命までとられることはない。

”フリーソロ”では、1mmでも指先がズレてしまったら滑落してしまうという、「死と隣り合わせ」の状態です。

アレックスが命がけでエル・キャピタンに挑む姿を観ていて、改めて感じたことがありました。

ぼくは、40年くらい生きてきて数多くの失敗をおかしてきました。

「教師になりたい!」と思ってきたけれど、本当になろうとする努力ができずに長年くすぶり続けてきました。

30歳を超えてようやく教師になれたものの、今度は授業崩壊、学級崩壊を起こして休職。

双極性障害を発症して、退職することになりました。

夢も希望もなくなってしまったぼくは、これから生きていく価値があるのかと自問自答する日々を過ごしたこともあります。

2019年になって、そんな暗闇の中から抜け出してもう一度自分のペースで、自分に合った生き方をしてみようと思って、この映画ブログを始めたのでした。

そんなぼくが、本作『フリーソロ』でアレックスたちと出会って思ったこと。

「人生はなんて、何度失敗しても命までとられることはない。またもう一度、チャレンジしよう」

これからの人生を、死ぬ気で、命がけで生きる!なんてことは思いません。

だけど、こんなぼくでも人生は終わってはいない。

だから、今の自分や状況を受け入れてそれを楽しんで生きること、今より少しより良い自分や状況になるためにコツコツと積み重ねていくこと。

そんなことをアレックスたちに教えてもらいました。

 

その4.自分らしく生きること。

本作『フリーソロ』の主人公アレックスは、まごうことなき天才です。

至高と完璧を追い求め、ついに前人未到のエル・キャピタンに挑戦するような人物です。

けれど、みんながみんな、そんな生き方ができるのではありません。

中学時代は、田舎の小さなコミュニティの中で、「自分は何かを成し遂げる人間だ!」と思っていたところがあります。

が、いろんなことがあって今では、平々凡々に生きていくんだろうなと思っています。

アレックスは天才であるゆえ、もしかすると寿命を全うすることなく命を落とすことがあるかもしれません。

ぼくは、不運な事故は除いてそういうことはないでしょう。

とっても凡庸に、何も成さずにも関わらず長生きして人生を終えるのかもしれません。

ぼくは、今、そんな人生もアリだなと考えています。

それも、平凡な人間の1番充実した生き方かもしれないなと。

本作を観たからといって、ぼくはエル・キャピタンに登るんだ!とは思いません。

ぼくは、観たい!と思う映画作品を楽しみ、その感想をブログを書いて楽しみ、それが誰かに読まれてもらえることを幸せに感じて、生きていきます。

自分に合った生き方を生きる。

それがとても大切なんだと思いました。

 

最後に

以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。

 

では、今からぼくはエル・キャピタンを登りに行ってきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です