【満足度90】映画『震える舌』(1980年、日本)は、後世に遺したい素晴らしい医療ドラマでした。

シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です。

 

本日は、『震える舌』をご紹介します。

こちらは1980年に日本で製作された、ドラマ作品です。

上映時間は114分。

Amazonプライムビデオで視聴しました。

Amazonプライムビデオはこちら。(外部サイト)

 

満足度は90点(100点満点)!

面白かったです。

破傷風と戦う昌子、父母、医師を描く医療ドラマでありながら、監督の演出によってとても恐ろしいホラー作品に仕上がっていました。

本作を幼少期に観た方からこのような感想をいただきました。

瞬間的な怖さではなく、ずっと心にこびりつくトラウマになりうる作品だと思います。

ぼくも、もし本作を昌子と同じくらいの歳に観てしまったら、泥んこ遊びなんて絶対できなくなってしまうでしょうし、もっと深みにハマったら、外で遊ぶこともできなくなってしまうかもなあと思ってしまいました。

本作は、ブログ企画「感動!100本ノック!!」の35本目に登録することにしました。

「感動!100本ノック!!」

以下に、注目ポイントと感想を書きますので、お読みください。

『震える舌』の予告編と簡単なあらすじ

予告編

あらすじ

破傷風の女の子と両親の、病魔との闘いを描いたヒューマン・ドラマだが、野村芳太郎独特のオカルトテイストな演出により、すっかり和風エクソシストの様になってしまった。

埋め立て地での泥遊びにより破傷風となってしまった女の子。

死亡率が非常に高く、光、音などの刺激により激しい痙攣を引き起こすこの病気の看病は非常に困難で、母親は、その疲労により徐々に精神を蝕まれていく……。

暗幕により光を遮られた病室で、痙攣を起すたびに口から血を吐き、弓のように体を仰け反るその様子は、まさに“悪魔に取り憑かれた”が如くで恐ろしく、女の子を演じた若命真裕子の秀でた演技力はもとより、看病による疲れから、徐々に狂気じみてゆく母を演じる十朱幸代の迫力もまた逸品。

allcinema(外部サイト)

『震える舌』のキャスト・スタッフ

キャスト

渡瀬恒彦/三好昭

十朱幸代/三好邦江

中野良子/能勢

若命真裕子/三好昌子

北林谷栄/昭の母

宇野重吉/小児科医長

越村公一/江田

梅野泰晴/昭の兄

中原早苗/貞恵

矢野宣

日色ともゑ

加藤健一

佐古雅誉

中島久之

是枝正彦

谷よしの

スタッフ

野村芳太郎/監督・製作

『震える舌』を観る前に

相互フォローの方のツイートから。

本作『震える舌』を知ったのは、相互フォローの方のツイートから。

破傷風は聞いたことがあったのですが、かかってしまうと高い確率で亡くなってしまうという非常に恐ろしい病気であることは知りませんでした。

新しい知識を得るために映画を観る、それも楽しみの一つですね。

『震える舌』の注目ポイントと感想

この世から破傷風が忘れられたときに。

本作『震える舌』は、破傷風菌が体内に入り込むことによって、どんな症状が引き起こされるのかが詳細に描かれています。

1968年に破傷風に対する予防接種が導入されて以降、日本における症例は激減していますが、2017年現在もなお感染症法に基づき毎年100例近くの報告例があります。

発症した方の多くは予防接種を受けていない45歳以上の成人であり、小児は非常にまれです。

新生児破傷風は1995年の報告を最後に、それ以降報告されていません。

2011年3月に起きた東日本大震災時でも、10例ほどの破傷風が報告されており、保健衛生的なインパクトは今もなお重大です。

引用:Medical Note(外部サイト)

昔のようには発症していないものの、現在でも予防接種を受けていない方を中心に報告されているようです。

ぼくは、時代が進み、ほとんどの子どもたちが予防接種を受け、発症することが極めてまれになって、破傷風そのものが世間から忘れられてしまったときのことを想像してしまいます。

自分の子どもがある日、口が開けられなくなり、『エクソシスト』(1973年)ように身体をけいれんさせて大声で叫び出したら…。

この作品を観ていなければ、「もしかして破傷風では?」などとは考えもしないでしょう。

本作の価値は、これから50年後、100年後の未来に再び輝きだすのではないかと思います。

2019年現在、本作はAmazonプライムビデオで無料で観ることができるようになっています。

これからも、このような素晴らしい作品がどのような形でも良いので、きちんと遺っていってほしいなと思っています。

破傷風という病気が世の中の人々の記憶から消えてしまったときに、再び輝きだすのではないかなと思います。

最後に

以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です