ダメな自分を好きになりたいあなたへ。『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』(2018年)

こんにちは、シュンちゃん(@vani_1103)です。

今回は、映画『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』の感想です。

引用:CINRA.NET

製作年:2018年

製作国:アメリカ

ジャンル:コメディ

上映時間:110分

視聴環境:レンタルDVDの吹替版

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字幕版吹替版(外部サイト)

フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』の感想:満足度60%

自己啓発本の功罪

世の中には「自己肯定感を高める」ための自己啓発本というものがたくさん出版されています。

ぼくは10代から家庭環境の影響もあり、とても自己肯定感が低く「自分が嫌い」で生きてきました。

中学校の先生になるために教員採用試験を受けては不合格になり続ける20代。

ようやく合格して先生になったものの、学級崩壊を起こして休職した30代。

双極性障害となって、人生をささげてきた教職から離れなくてはいけなくなり、退職した40代。

自分を認めてあげたり、いたわってあげたり、「そのままでいいよ、大好きだよ」と自分に言ってあげることができない日々を過ごしてきました。

2019年現在、年をとったからか、「まあ、こんな自分でもいいか」と受け入れることができるようになって、ずいぶん楽になりました。

ただ、今まさに自己肯定感が低くて辛いと感じている人にとっては、「時間が解決してくれるよ」と言われても、「いや、今楽になりたいんです!」と思うのでしょう。

「自己啓発本」とは、そんな「自分のことが嫌いだ」と思っている人をうまくとりこんで、本を買わせて、お金儲けをしているような気がするんですよね。

ぼくもこれまでずいぶんとそういう本を買いました。

そして、2~3日は自分がすごく高まったような気分っだったのですが、それもやがて消え、また違う本を買ってしまうという負の連鎖にハマっていました。

↑自己肯定感を高める本としては、ぼくはこちらがおすすめです。

 

映画が自己啓発本の代わりとなるのか?

さて、本作『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』の話に戻りましょう。

本作は、容姿に自信が持てず、他者からからかいを受け、自分が好きになれない女性が、ある出来事によって自分が大好きになる物語。

映画には、「人をポジティブに変える力」というものがあるのでしょうか。

もし自己肯定感が低くて自分が嫌いな人が、本作を観て気持ちが楽になったり、自分を好きになれたりするのでしょうか。

作品のテイストとしては、ジム・キャリーさん主演のコメディ『イエスマン ”YES”は人生のパスワード』(2008年)に似ているような感じがします。

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字幕版吹替版(外部サイト)

『イエスマン』は、Yes/Noで答えるときは、必ず「Yes!」と言おうぜ!というポジティブ強制物語。

他にもこういう感じの作品はたくさんあると思うのですが、本当に生き方が変わるくらいの作品と出合うことができたのであれば、それは本当に素晴らしいことだなぁと思います。

本作があなたにとって、そんな作品となるでしょうか。

 

満足度は60%!

まずまず面白かったです。

ぼくは吹替版で視聴しましたが、主人公レネーを芸人の渡辺直美さんが吹替していました。

おデブでもそれを活かしてスーパーポジティブに生きている渡辺直美さんなので、確かにバッチリな人選なのかもしれませんが、ぼくはもっと声のプロの方にしていただいた方が聞きやすくて作品に集中できるからいいなぁと思います。

 

容姿は変わらず、気持ちがポジティブになったが…。

物語の核になるのが、「ある出来事によって自分の容姿がまるでモデルのように変わってしまったと強烈に思い込んでしまう」というところ。

マギー真司さんがおもちゃの大きな耳を隠し持っていて「でっかくなっちゃった!」という感じになってしまいます。

引用:LINEスタンプ

実際には、痩せてもいないし顔も何一つ変わっていないのです。

けれど、レネー自身は自分がスーパーモデルになったかのように感じているので、その考え方や行動が今までとは180度変わります。

最初は、ただの自分のことを勘違いしているコジらせ女子にしか見えませんでした。

だって、街で通りすがりの男性にいきなり投げキッスしたり、お店で男性にナンパされたと勘違いして無理矢理電話番号を渡したりし始めるようになるんですよ。

でもそれが板についてくると、「あれ、本当にいい女なんじゃない?」と一瞬思ってしまうようになるくらい。

無理矢理電話番号を渡された男性も、いつのまにかレネーにメロメロになってしまっていたのでした。

しかし、彼女はそこから悪い方に変わっていきます。

ガサツになり、傲慢になり、ずっと前からの親友の容姿をからかうようになったり、仕事で会う人たちも容姿で対応に差をつけるようになりました。

はたして、レネーは自分を受け入れ、自分を好きになることができるのか。

また、他者との関わりもうまくできるようになれるのか。

物語の結末は、ぜひ実際に作品を観ていただけるとうれしいです。

『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』の作品情報

あらすじ

人生は<たった一瞬>で輝きだす!

『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』の人気コメディエンヌ、エイミー・シューマー主演で贈るコメディ。ぽっちゃり体型で容姿に自信を持てなかったヒロインが、転倒して頭を強打したのをきっかけに、自分を完璧な美人と思い込むようになり、ポジティブになって周囲に大騒動を巻き起こしながらも思いがけず人生が好転していくさまをコミカルに描く。共演はミシェル・ウィリアムズ、エミリー・ラタコウスキー、ナオミ・キャンベル、ローレン・ハットン。監督は『25年目のキス』『そんな彼なら捨てちゃえば?』などを手掛ける人気脚本家コンビで本作が長編監督デビューのアビー・コーン&マーク・シルヴァースタイン。

サエない容姿のせいで自分に自信が持てないレネー・ベネット。高級コスメ会社リリー・ルクレアのオンライン部門に勤めている彼女だったが、華やかな本社で働く美女たちに刺激を受け、自分もスリムになろうとジム通いを始める。ところがトレーニング中に転倒して頭を強打し失神してしまう。その後、ようやく意識を取り戻したレネーの目には、なんと自分の姿が絶世の美女に見えるようになっていた。実際には何ひとつ変わってないにもかかわらず、その言動はすっかり自信に満ち溢れ、意外にも仕事も恋も絶好調になるレネーだったが…。

allcinema(外部サイト)

予告編

キャスト

エイミー・シューマー / レネー・ベネット

ミシェル・ウィリアムズ / エイヴリー・ルクレア

ローリー・スコーヴェル / イーサン

エミリー・ラタコウスキー / マロリー

エイディ・ブライアント / ヴィヴィアン

トム・ホッパー / グラント・ルクレア

ビジー・フィリップス / ジェーン

アドリアン・マルティネス / メイソン

ナオミ・キャンベル / ヘレン・グレイ

ローレン・ハットン / リリー・ルクレア

スタッフ

アビー・コーン/監督

マーク・シルヴァースタイン/監督