『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019)の映画感想文。

本作も、前作に引き続いてとても楽しく観ることができました。

『ジュマンジ』シリーズは、ゲームの中に入ってしまうという設定があまりに強力すぎて、かなり卑怯だなと思うところがあります。

いい意味でですよ。

映画が好きな人たちのお話を聞いていると、物語の中の「リアリティ」に非常に重きを置いている人がいるということに気がつきました。

「あの場面は、ありえなさすぎて醒めてしまった」ということを聞くことが何度かあったのです。

そういう「リアリティ」の追求を、最初から放棄できるというのはとても強いと思います。

何があっても、「ジュマンジ」の中だから、ですべてオッケーなのです。

なので、ぼくたちもはなからそんなことにこだわる理由がなく、頭をカラッポにして楽しめるというところが素晴らしいなと思いました。

 

本作で、ぼくが面白いなと思った場面は、吊り橋のステージです。

ここでは、吊り橋から落ちてしまって死ぬと、復活して空から落ちて来るときにエンドレスで谷底に落ち続けてしまう可能性があり、最難関のステージだといえます。

これまでの世界観などはうまく引き継ぎながら、新しいドキドキワクワク感をもてるような場面を用意してくれているなと感じた場面でした。

 

前半は新しい要素で楽しませてくれた本作でしたが、後半は一変して前作を楽しんだ方が楽しむことができるようになっていたのではないかと思います。

後半で、物語の面白さが薄まってしまったと感じた方は、そういった部分が影響しているのではないでしょうか。

 

最後にもう一つ、ラストシーンについてです。

ぼくの頭の中に思い浮かんだ結末とは違っていました。

「違っていてくれてありがとう」と思いました。

もしぼくが思い浮かべた結末になったとしたら、それは現実を否定してしまうことになってしまうのです。

良いことも悪いことも受け入れて、毎日を誠実に生きてきた、年齢を重ねてきた日々を否定せずにいてくれたこと。

とてもあたたかい気持ちになりました。

ぼくも、たまには虚構の世界に逃げ込んでしまうことがあったとしても、現実の世界で、誠実に、笑顔で楽しく生きていきたいと思います。

作品情報

Yahoo!映画

ジャンル:コメディ/アドベンチャー

上映時間:123分

視聴環境:映画館で吹替版