生きる喜びを実感したいあなたへ。『死ぬまでにしたい10のこと』(2003年、カナダ/スペイン)

こんにちは、シュンちゃん(@vani_1103)です。

今回は、映画『死ぬまでにしたい10のこと』の感想です。

引用:Amazon.co.jp

製作年:2003年

製作国:カナダ/スペイン

ジャンル:ドラマ/ロマンス

上映時間:106分

視聴環境:Amazonプライムビデオの吹替版

字幕版吹替版(外部サイト)

『死ぬまでにしたい10のこと』の感想:満足度80%

夢の中

いつも通りの1日。

朝起きる。猫と遊ぶ。アルバイトに行く。ロードバイクでサイクリングする。スパイスカレーを作る。妻とおしゃべりをする。映画を観る。ブログを書く。夜眠る。

何も変わらない1日。

「生きている」と思ったことはない。

「死んでいる」とも思わなかった。

ぼくはずっと夢の中にいたんだ。

あの日が来るまでは。

 

「ガンが全身に転移している」

もう手の施しようはないみたい。

あと2か月の命。

ぼくは、死ぬ。

ぼくは、生きていたんだ。

死ぬと分かって初めて、生きていたと気づくんだね。

死ぬまでにしておくことをリストアップして、実行していこう。

それがぼくの生きた証。

 

1.妻に毎日「ありがとう」と言う

つきあい始めて17年。

結婚して10年が経った。

悪いときも、良いときも、悪いときも、悪いときも、悪いときも、ずっと一緒に歩いてきた。

最後に「ありがとう」と伝えたのはいつだっただろう。

 

2.いらない物の整理をすべて終える

どういう訳だか、最近いらない物の整理を始めていた。

虫の知らせだったのかな。

仕事で使っていたたくさんの道具。棚に収まりきらない本。サイズが合わなくてもしまってある衣服。ぼくにしか価値のない思い出の品。

十分にその務めを果たしてくれた。

ぼくの物は、ぼくが最後まで責任を持つ。

 

3.ひげ脱毛をする

髪の毛を金髪にしたりはできないし。

ピアスも開けた。

タトゥーは入れたくない。

最後の2か月、ひげを剃らなくて良くなったら何よりも無駄を省いた気持ちになれると思う。

 

4.孤独を感じる

誰にも言わないと決めたとき、ぼくは孤独になった。

嘘にまみれた人生を送ることになった。

実の母と兄ともうずいぶん会っていない。

2人の連絡先を知らない。

誰にも言わないと決めたから、それでいい。

死ぬと知らなければ会わない人ならば、それは会わなくていい人なんだ。

 

5.妻にスパイスカレーを作る

つい最近スパイスカレーに目覚めて、週2回作り始めた。

今まで料理なんて作ったことがなかった。

最後の日まで、妻が「美味しい」と言ってくれるようなスパイスカレーを作ろう。

 

6.父に会う

幼い頃に両親が離婚したぼくは、父に40年くらい会っていなかった。

様々な感情の起伏を経て、3年前に再会することができた。

体調や仕事のことでよく連絡をしてくれる。

父に会いに行こう。

会えて良かったと言いに。

 

7.吐く

両親が離婚し、「お前はいらない」と言われていると思うように、父と母のところを行き来したから吐く。

大学受験に失敗して、底辺だと思っていた大学に行き、留年も経験してなんとか卒業したから吐く。

夢がかなって教師になれたのに、学級崩壊を起こして双極性障害となって退職したから吐く。

中学時代からなりたかった教師は、本当になりたかったのではなく、まわりの人間に「先生」と言われ自分が尊敬されるような人間だと思いたかっただけだと気づいたから吐く。

こんな人生なのに、ガンが全身に転移して2か月後に死ぬから吐くんだ。

 

8.妻にメッセージを残す

ぼくが死んだ後に、妻が聞くことができるメッセージを残そう。

YouTubeで動画にしてもいいかもしれない。

妻だけにURLが分かるようにしておこう。

これでぼくは、ずっと妻に「ありがとう」と言えるんだ。

 

9.笑顔で楽しく生きる

教師時代に出会った同僚の先輩から「笑顔で楽しく」生きることを学んだ。

いつの間にか、ぼくから笑顔は消え、何をしても楽しく感じることはなくなってしまっていた。

笑顔でいること、楽しいことを感じること。

それは与えられるものではない。

ぼくはまた、死をもって、笑顔になれるように楽しいことを自ら探し感じながら生きることを思い出したんだ。

 

10.静かに消える

これ以上何を後悔するというのか。

ぼくは、生きた。

最後は、小さく、静かに、消えていくん

『死ぬまでにしたい10のこと』の作品情報

あらすじ

彼女は23歳。あと2ヵ月の命。

初めて「生きる」と決めた。

『スウィート ヒアアフター』のサラ・ポーリーが、わずか23歳にして余命2ヵ月と宣告された女性を演じたヒューマン・ドラマ。幼い子どもや夫に打ち明けることなく、残された時間で本当にしたいことをリストに挙げ、そのささやかな願いを実行していくなかで、初めて生きる喜びを実感する姿を丁寧な筆致で描く。監督は『あなたに言えなかったこと』のイザベル・コヘット。製作総指揮に『トーク・トゥ・ハー』の巨匠ペドロ・アルモドバル。

23歳のアンは、母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らし、時間に追われる忙しい毎日を送っていた。だがある日、彼女は突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。そして検査の結果、医師から余命2ヵ月の宣告を受ける。若さのせいでガンの進行が早く、すでに全身に転移してしまっていた。アンはこのことを誰にも打ち明けないと決意し、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していった。それはちょうど10項目になった。そしてその日から、彼女はその秘密のリストを一つずつ実行していくのだった…。

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予告編

キャスト

サラ・ポーリー / アン

スコット・スピードマン / ドン

デボラ・ハリー / アンの母

マーク・ラファロ / リー

レオノール・ワトリング / アンの隣人

アマンダ・プラマー / ローリー

ジュリアン・リッチングス / トンプソン医師

マリア・デ・メディロス / 美容師

アルフレッド・モリナ / アンの父

スタッフ

イザベル・コヘット / 監督・脚本

ペドロ・アルモドバル / 製作総指揮