『パラノーマル・アクティビティ』(2007)映画感想文。

「もし、ぼくの住んでいる家で超常現象が起きたら、どうしよう?」

この映画を35年前の小学生の頃に観てしまっていたら、しばらくは夜一人で眠れなかっただろうなと思います。

あの頃はオカルトブームで、テレビ番組でもずいぶん心霊番組が組まれていました。

本当はそういう怖い系には弱いのに、小学3年生か4年生のぼくは、仲の良い友だちと「心霊研究会」というグループを結成して、町にある廃墟に無断で入ったり、昔銀を掘っていたという鉱山のトンネルの中を探検したり、交通事故があった交差点で心霊写真を撮ろうとしたりしていました。

でも、怖い怖いと思っていても、当時から心の奥底で感じていたことがありました。

それは、「これ、何をしたって、何も起こらないんだよね」ということ。

あれから35年経ち、その気持ちが年齢を重ねていくごとに大きくなって、今ではオカルト懐疑派となってしまったぼくです。

 

しかし、この『パラノーマル・アクティビティ』を観てから、少し気持ちに変化がありました。

オカルトにいくら懐疑的だとしても、もし、自分が超常現象に遭遇してしまったら、実際のところどうすればいいんだろう、と思ったのです。

ぼくは現在、ずいぶんと人生をドロップアウトしてしまったので、正直、悪霊とか悪魔に命を奪われるということになったとしても、「まー、ええかぁ」と思ってしまうかもしれません。

でも、例えばあの35年前の、まだキラキラした明るい未来が待っていると思っているぼくだったら、本当に恐怖を感じるんだろうと思いました。

そして、自分の家族や友だちを巻き込んでしまったら…。

 

映画の中のお話は、「ありそうでない話」です。

でも、万が一そんなことが実際に起きたとしたらどうするか。

そんなことを考えながら、作品を楽しむのも面白いなぁと思いました。

作品情報

Yahoo!映画

ジャンル:ホラー

上映時間:86分

視聴環境:Amazonプライムビデオの字幕版(見放題)

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