【満足度80】映画『名探偵ピカチュウ』(2019年)は、新しいポケモンの世界観を切り拓いた素晴らしい作品でした。

名探偵ピカチュウ

シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です!

 

本日は、『名探偵ピカチュウ』をご紹介します。

(こちらは、鑑賞後、ブログ企画「感動!100本ノック!!」に該当する作品だと判断したので、12本目としてご紹介することにします。)

ブログ企画「感動!100本ノック!!」を始めます。

 

こちらは2019年にアメリカで公開された、アドベンチャー/アニメーション/ファミリー映画です。

上映時間は104分。

映画館で字幕版を鑑賞しました。

 

満足度は80%!

とっても面白かったです。

ピカチュウくらいしか名前も姿も知らないという方であっても、鑑賞後には自分にもポケモンのパートナーが欲しいと思うくらい、ポケモンのかわいさがつまった作品ですので、ぜひ観ていただきたいなと思います。

 

これまで日本では、長い間TVアニメシリーズをベースにしたポケモン映画が公開されてきました。

サトシとピカチュウ

引用:気になる.com(外部サイト)様より

サトシとピカチュウが主人公のお話です。

この『名探偵ピカチュウ』は、それとはまったく違うところから製作された作品なのですが、これまでのピカチュウをはじめとするポケモン人気をベースに、今までとは違う新しい魅力を生み出したのではないかと感じました。

 

以下に、ネタバレをしないように、ぼくが鑑賞して感じた率直な感想と注目ポイントを書きますので、お読みください。

『名探偵ピカチュウ』の予告編と簡単なあらすじ

かつてポケモンのことが大好きな少年だったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査へ向かったきり、家に戻らなかった父親、ハリーとポケモンを、遠ざけるようになってしまった。

それから年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部(渡辺謙)から電話がかかってくる。

「お父さんが事故で亡くなった――」。

複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。

荷物を整理するため、ハリーの部屋へと向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。

かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっていることがあった……。

「ハリーはまだ生きている」。

ハリーは何故、姿を消したのか?

ライムシティで起こる事件の謎とは?

ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!

 

公式サイト(外部サイト)

『名探偵ピカチュウ』のキャスト・スタッフ

・キャスト

ジャスティス・スミス/ティム

キャスリン・ニュートン/ルーシー

渡辺謙/ヨシダ警部補

ビル・ナイ

リタ・オラ

 

・声の出演

ライアン・レイノルズ/名探偵ピカチュウ

 

・スタッフ

ロブ・レターマン/監督

メアリー・ペアレント/製作

ケイル・ボイター/製作

片上秀長/製作

ドン・マッゴーワン/製作

『名探偵ピカチュウ』を観る前に

ようやく『名探偵ピカチュウ』を観に行くことができそうです!

ぼくは、リアルで定期的に、決められたお題映画についてお茶を飲みながら話せる会、「マンスリー・シネマ・トーク」に参加しています。

住んでいる香川県では、毎月行われているのではないので、開催される月はとっても楽しみにしているのです。

 

cinemactif(外部サイト)

(「マンスリー・シネマ・トーク」は神戸、東京、名古屋で開催されています。ご興味ありましたら、HPよりご確認ください。)

 

その「マンスリー・シネマ・トーク・カガワ」の5月のお題がこの『名探偵ピカチュウ』なのです。

 

「『名探偵ピカチュウ』って、普通のポケモン映画と違うの?」

「(予告編を観て)ピカチュウの声が…おっさんじゃん!」

 

と思われる方が多いと思います。

が、ぼくはあまり驚きませんでした。

 

ぼくは、2019年から約20年さかのぼったまだピッチピチの青年だった頃に、ゲームボーイで発売された初代ポケモン「ポケットモンスター赤・緑」をリアルにプレイしています。

そして、それからまた20年ちかくポケモンから離れた後、2017年から2018年に再びポケモンと再会することになり、発売されていたすべてのポケモンゲームを遊んでいました。

そんなぼくだったので、この映画が公開になる前に、3DSのゲームとして「名探偵ピカチュウ」が発売されているのを知っていたのでした。

名探偵ピカチュウ3ds

 

このゲームのときから名探偵ピカチュウはおっさんの声だったのです。

 

ただ、ぼくはこのゲームの「名探偵ピカチュウ」はまったくプレイしないままでスルーしてしまったので、どんな内容なのかというのは分かりません。

ということで、映画『名探偵ピカチュウ』を観るぼくは、

 

・通常のポケモンのゲームはすべてプレイしている。

・なので、すべてのポケモンの名前が言えるくらいは知っている。

・「名探偵ピカチュウ」という世界観は接したことがない。

 

という感じです。

 

予告を観ただけでも、ピカチュウはもちろんのこと、他に登場するポケモンたちがどんな風にスクリーン上で表現されるのか、楽しみで仕方がありません。

登場するポケモンたちを見逃さぬように、堪能したいと思います。

『名探偵ピカチュウ』の注目ポイントと感想

ヴァニ
注目ポイント①:人間とポケモンが共生する世界が目の前に広がる!

『名探偵ピカチュウ』は、ライムシティという街を舞台に展開されます。

このライムシティ、ポケモンが人間と一緒に、ごく普通に暮らしているのです。

 

今までのポケモンを描いた世界では、ポケモンは人間とは別に野生で暮らしていました。

そして、ポケモントレーナーという肩書きの人間がモンスターボールでその野生のポケモンを捕らえて服従させ、育成をして戦わすという関係が一般的でした。

この今までの関係からもう一歩進んで、人間とポケモンが対等に生きていく社会ができているという世界観になっています。

 

「強いポケモンを発見、育成してバトルで勝つ!」という感覚でしかこれまでポケモンを見てこなかったぼくにとっては、この世界観がとても新鮮で、作品序盤で涙を流してしまいました。

 

ヴァニ
注目ポイント②:字幕版と吹替版はどちらがいいか?

今回、ぼくは名探偵ピカチュウの声を俳優のライアン・レイノルズさんがしているということだったので、まずは製作されたそのままの作品を楽しもうと思って字幕版を鑑賞しました。

しかし、作品を楽しむ途中で、「これは吹替版で観た方がいいわ」

と思いました。

なぜかというと、ポケモンたちの本当に豊かな表情を楽しもうと思ったら、字幕を目で追うのがとっても煩わしいと思ったからです。

英語のヒアリングができたら良かったなと、しみじみ思いました。

もし、1回しか鑑賞する予定がなく、どちらか迷っているのであれば、吹替版をおすすめしたいと思います。

ぼくは、DVDになった時に、吹替版でもう1度楽しもうかなと思っています。

 

ヴァニ
注目ポイント③:ポケモンをたくさん知っていた方がいいの?

これまであまりポケモンに触れないできた方にとっては、自分の知識量で楽しむことができるかどうか、ということが観るかどうか悩むポイントかなと思います。

正直にいうと、ポケモンのことを知っていればいるほど楽しむポイントが増えます。

ただ、『名探偵ピカチュウ』製作スタッフの皆さんも、

「ポケモンのことを知っている人を楽しませることと、あまり知らない人でも楽しんでもらえるようにすること」

をしっかり考えてバランスをとっているだろうと思います。

物語の中で重要なキーとなるポケモンのことをちょっぴり知っていれば、十分に楽しめるのではないかと思います。

いくつかここで紹介しておくと、

いや、もしかすると、ポケモンのことをまったく知らなくてもいいかもしれません。

観た後で、

「あのポケモン、すごい可愛かったけどなんて言うんだろう?」

と調べてみたり、

「あの〇〇っていうポケモン、なんであんな行動しているの?」

と、今まであまり話をしたことがなかったポケモンが好きなクラスメイトに聞いてみたり。

そんな化学反応が『名探偵ピカチュウ』を観た後で起こってくれたらいいなと思います。

 

ヴァニ
注目ポイント④:じゃあ、ポケモンバトルのシーンはないの?

「ポケモンバトルで勝利することがポケモントレーナーの夢!」

という時代から共生に進んだ世界ではあるのですが、地下では違法のポケモンバトルが行われています。

ですので、『名探偵ピカチュウ』にもアクションを思う存分楽しめるシーンがありますので、ご安心ください。

有名どころのポケモンがスクリーンいっぱい使って戦うのを観ていると、本当にカッコいいですよ。

 

ヴァニ
注目ポイント⑤:物語の中で「ポケモン厳選」についてメッセージがある

物語の中のとても重要なところで、これまでのゲームのポケモンを楽しんできている人たちへメッセージがあったのではないかと感じました。

ゲームのポケモンでは、ストーリーをクリアした後、ネット対戦でポケモンバトルをして勝利することに楽しさを感じている人がたくさんいます。

世界でそのポケモンバトルの大会も開催されたりしています。

そのバトルで勝利するためには、強いポケモンが必要になるのです。

そこで、「ポケモン厳選」というものが行われています。

詳しいことは省きますが、タマゴを何百、何千個も産ませて、最高の能力を持つポケモンを作り出す。

そんな、現実的に考えるととても恐ろしいことをゲームのポケモントレーナーはやっているんですよね。

それを映画で表現してみるとこんな感じだよ、というのを見せてくれる場面があります。

こういう映画作品ならではの強烈なメッセージが、ぼくには胸に刺さりました。

 

ヴァニ
注目ポイント⑥:「実際にポケモンがいたら…」と語り合いたくなる!

映画やTVの番組を観るときは、フィクションであるということがしっかり頭の中にあって、その世界観を楽しむことが多いぼくなのですが、『名探偵ピカチュウ』を観た後は、「実際にポケモンがいるとしたら、本当はこうなるよな」などと、誰かにしゃべりたくなってしまうようになってしまいました。

例えば、

・ピカチュウって確か体重4~5kgだったから、実際に1日中肩に乗せていたら、数日で腕が上がらなくなるよね。

とか。

『名探偵ピカチュウ』というフィクション作品に、実際にはいないのに、ぼくたちの頭の中にあるリアルなポケモンというのをもっと表現してほしくなっていました。

大人でもそんな風に語ってみたくなるポケモン。

本当にすごい。

バケモノみたいなキャラクターなんだなと思いました。

 

他に、ぼくが考えてしまった「実際のポケモンが…」問題。

・ポケモンのいる世界って、動物がポケモンに変わっているんだよね。じゃあ、人間はやっぱりポケモンを食べて生きているんだよね?

・ピカチュウってよく見たら汚いから、できたらちゃんとシャワーを浴びてベッドに入ってほしい。

・分かりやすくするために、ピカチュウの名前がピカチュウになってたけど、できたらちゃんと名前をつけてあげたいな。

 

ヴァニ
注目ポイント⑦:続編はどうなるんだろう?

『名探偵ピカチュウ』を観て、ぼくは「ぜひ直接の続編でなくてもいいから、このポケモンの世界観でまた新しい作品を観てみたい!」と思いました。

ただ、やっぱり問題となるのは、「マニアックになりすぎてはいけない」ということだと思います。

今回登場する主要なポケモンたちは、一番多くの方々に親しまれてきたポケモンでした。

続編ができるとするならば、ゲームをあまりしない方々にとっては名前はもちろん姿も見たことがないポケモンが中心になってしまう可能性があるんですよね。

そうなると、『名探偵ピカチュウ』で新しくファンになってくれた方々を置いてきぼりにしてしまいかねません。

今回のように、うまくバランスをとっていただいて、両方のファンを楽しませてくれたらうれしいなと思います。

 

ヴァニ
注目ポイント⑧:これからは「大人が楽しめるポケモン」が主流になる?

今までのポケモンは、当然子どもたちがターゲットで、子どもたちを楽しませることに重心があったように思います。

『名探偵ピカチュウ』は、これからは「大人が楽しめるポケモン」にシフトしていくよというところがあるのかなと感じました。

 

2019年現在、子どもたちの夢中になるキャラクターやゲームなどは、20年前とはまったく変わり、多種多彩になっていると思います。

ポケモンという強力なキャラクターであったとしても、子どもたちの第一選択にはならないというのが現実でしょう。

とすると、なかなか収益につながらず、最終的にコンテンツとして終わってしまうことになります。

 

というところで、子どもたちから、約20年前にポケモンと出会ってハマってくれた、今は大人の方々をターゲットにシフトしてきたのかなと思いました。

そうすると、親がポケモンが好きだから子どもを連れて映画館に行くなど、これまでよりも太いパイプを作れるのではないでしょうか。

たぶん、ぼくは戦略的にとても成功していると思いますし、このままその方向でいくことで、ポケモンというコンテンツがこれからもずっと楽しまれ続ける「生き残り戦略」になると思いました。

これからもポケモンを楽しむことができるのはうれしいです。

 

 

ということで、『名探偵ピカチュウ』の注目ポイントをご紹介しました。

クオリティの高いCGによって、ポケモンたちが本当に存在するかもしれないというような気持ちになれる、素晴らしい作品です。

ストーリーは、ありきたりではありますが、込み入った話にならないことで、逆に良かったような気がしました。

 

以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。

 

ピカチュウの声を担当したライアン・レイノルズさんが主演の『[リミット]』(2010年)はこちら。

【満足度60】映画『[リミット]』(2010年)で、普段と違ったサスペンス・スリラーを楽しめました。

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