『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(2019 日本 アニメ)の映画感想文。

「すみっコぐらしの映画が面白い」という噂を聞いて、ようやく観ることができました。

小さな子ども向きの映画だと侮っていました。

面白かったです。

 

ここしばらくの間、日本にはたくさんのゆるふわなキャラクターが登場しています。

すみっコたちもそのたくさんの中の一部だと思っていました。

しかしかれらには、登場しては消えていくキャラクターにはない”新しさ”を感じました。

”とかげ”や”ねこ”が同じようなずんぐりむっくりなフォルムなのは、ギリギリセーフだとします。

が、”とんかつ”ですよ?

そして、”えびふらいのしっぽ”ですよ?

香川県のゆるキャラに、「うどん脳」というのがいます。

単体としては、元々生き物じゃないモノのキャラクターはすんなり受け入れることができていたのですが、”ねこ”と”とんかつ”が同じフォルムですみっコで仲良く生きているというのがとても新しくて、可愛くて良かったです。

 

そんな新しいキャラクターと昔話の融合というストーリーも非常によくできていたと思います。

新しいキャラクターと観たことがないストーリーというのは、子どもたちには新しく入ってくる情報が多すぎます。

そこで、子どもたちもよく知る昔話をベースにしたのは、とても分かりやすくて面白いと思いました。

 

ぼくがこの映画を観て感じたことは、小さな子どもに限定するものではなく、大人にもとても大切なテーマだったと思います。

ぼくは双極性障害という病気で、同じ病気の方と情報交換するためにFacebookの未公開グループに参加しています。

そこで、同じ参加者の投稿を読んでいると、ものすごく多くの方が、自分の病気について自分の状況について、嘆き悲しむような内容ばかりであることに気づきました。

自分の中に溜まっている、どこにもはけないことを吐く場所、としてグループが利用されているというのは間違いではないと思っています。

けれど、それ”だけ”では、何も変わっていくことはない、とも思っています。

自分の人生、良いことも悪いことも悪いことも悪いことも悪いこともあるかもしれないけれど、そこが自分の居場所。

その場所で精いっぱい花を咲かせて生きていこう。

そんなことを教えてくれているような映画でした。

作品情報

Yahoo!映画

ジャンル:ファミリー

上映時間:66分

視聴環境:映画館