何を信じて生きればいいのか悩んでしまったあなたへ。『サニー/32』(2017年、日本、PG12)

シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です。

今回は、映画『サニー/32』をご紹介します。

製作年:2017年

製作国:日本

ジャンル:サスペンス/犯罪/ミステリー

上映時間:110分

映倫:PG12

視聴環境:レンタルDVD

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『サニー/32』(外部サイト)

『サニー/32』の感想:満足度10%

この物語には元ネタがあります。

2004年、長崎県佐世保市で佐世保小6女児同級生殺害事件、通称「ネバダ事件」が起こりました。

本作は、この事件に着想を得て製作されているそうです。

事件の概要

佐世保小6女児同級生殺害事件とは、2004年6月1日午後、長崎県佐世保市の市立大久保小学校で、6年生の女子児童が同級生の女児にカッターナイフで切りつけられて死亡した事件。

小学生の女子児童による殺人事件でかつ学校が舞台であり、世間に大きな衝撃と波紋を広げた。

引用:ウィキペディア(外部サイト)

この事件のニュース報道で、加害者である女子児童の写真が公表されると、可愛いと一部ネット上で話題になり、写真で着ていたパーカーに「NEVADA」とプリントされていた事から「ネバタたん」として人気を集めた。

参考:Carat Woman(外部サイト)

予告編を観ると、この事件から時が経って大人になった加害者のもとに、当時ネット上で熱狂的なファンだった男たちが再び集まる、というお話みたいです。

ただし、内容は事件について語るのではなく、あくまでも「あるお話」という立ち位置なのかなと感じています。

 

満足度10%

ぼくにはまったく面白さが理解できませんでした。

途中で止めてしまおうと思いましたが、とりあえず他事をしながら最後まで視聴しました。

この作品が、NGT48およびAKB48の元メンバーの北原里英さんのファンが彼女を楽しむためのものだったとしても、この内容で本当に「素晴らしかった!」といえるのかどうか疑問です。

アイドルに関してまったくの無知なので、北原里英さんの人気などさっぱり分かりません。

とても人気のある方なのだと思います。

しかし、最初から最後まで、彼女のことが「ニセモノ」「まがい物」「オーラがない」「ただの口だけ」などのネガティブな気持ちをぬぐえぬまま、物語が終わってしまいました。

 

この作品に伝えたいものはあるのでしょうか?

あったとしても、ぼくには届かなかったということなのでしょう。

「加害者には、いまだ語られていない真実があった…」というところに焦点を当てる作品作りは、一歩間違えると、加害者に対しての単純な美化になってしまう恐れがあります。

ぼくは本作を観て、ずっとここに違和感を覚えていました。

どんな理由であっても、人を殺した人間は、どこまでいっても人を殺した人間にかわりはありません。

加害者は、自分が生きる意味は分からず、その前に罪を償うことすらできないまま生きていかなくてはいけないという煉獄を味わい続けていくこと。

 

「サニーは神ではない」。

殺してしまいたいと思うくらい憎い相手がいようとも、ぼくたちは、人を殺さず、自分を殺さず生きていくのです。

そうやって生きていく自分の心の中に神が宿るのだと、ぼくは思っています。

『サニー/32』の作品情報

あらすじ

拝啓、愛しのサニー様。

あなたを拉致します。

2018年春に人気アイドルグループ“NGT48”を卒業する北原里英が、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督の下、体当たりの熱演で挑んだサスペンス。ある日突然2人の男に拉致・監禁された女性教師の運命を予測不能のストーリー展開で描き出す。共演はピエール瀧、リリー・フランキー、門脇麦。

新潟のとある町。中学校の女性教師・藤井赤理は、24歳の誕生日に2人組の男に拉致される。男たちは赤理を雪深い山麓の廃屋に監禁すると、彼女を“サニー”と呼んでビデオカメラを回し始める。サニーとは、14年前に世間を震撼させた小学生による同級生殺害事の犯人の通称だった。写真も出回り、ネットの中では“犯罪史上、最もかわいい殺人犯”として神格化され、熱狂的な信者を生み出していた。そして赤理を監禁した2人組も、そんなサニーの信者だったのだが…。

allcinema(外部サイト)

予告編

キャスト

北原里英 / 藤井赤理

ピエール瀧 / 柏原勲

門脇麦 / ネット上に現れた2人目のサニー

リリー・フランキー / 小田武

駿河太郎 / 田辺康博

音尾琢真 / 春樹先輩

スタッフ

白石和彌 / 監督