いろんな種類の死に方を楽しみたいあなたへ。『ABC・オブ・デス』(2012年、R18+)

こんにちは、シュンちゃん(@vani_1103)です。

今回は、映画『ABC・オブ・デス』の感想です。

製作年:2012年

製作国:アメリカ

ジャンル:ホラー

上映時間:129分

映倫:R18+

視聴環境:レンタルDVDの字幕版

Amazonプライムビデオはこちら。

字幕版(外部サイト)

 

『ABC・オブ・デス』の感想:満足度20%

ぼくはこういった短編の楽しみ方が分かってなかったので、途中で飽きてしまいました。

中には、面白い世界観で魅せる作品もいくつかありました。

ただ、扱うテーマは「死」。

そして、それを語るにはセックスや暴力がつきものなので、ストーリーがどんどん変わっていくといっても、エログロが繰り返されるとやっぱり食傷気味になってしまうかなと思います。

ふと思い出したことは、芸能関係のお仕事をされていて芸名や本のタイトルなどをつける方がおっしゃっていた理論。

「多くの人にすぐに覚えてもらえるように、必ず名前が先にくるようにア行でつける」。

この作品でいうと、『A is for Apocalypse/アポカリプス』はすごくラッキーだと思いました。

 

もう一つ、5分の短編集のデメリットは、監督が描きたい世界観をぼくたちが理解できないままに物語が終わってしまうことが多いことです。

視聴者が面白いと思ってくれるような作品作りを目指すか、監督の頭の中にある「死」を誰にも分かってもらわなくてもいいから映像化するのか。

監督がどちらを選ぶのか、この両方を成立させるのか、ここが腕の見せ所だと思うのですが、多くの監督が後者を選んでいたように思います。

 

人によって、26編ある作品の中で、自分に合う合わないかが大きく変わると思います。

そこで、ぼくが視聴してみて面白かったと思う作品について簡単な感想とともにご紹介したいと思います。

本作を観た方は、自分がどの作品が面白かったか、教えてもらえるとうれしいです。

 

ぼくが選ぶ面白かった作品5選

マルセル・サーミエント/『D is for Dogfight/ドッグファイト』

ヘンテコな設定のお話を描くのには5分は短すぎるのですが、この作品はその「?」をうまくオチとして利用することで非常に面白かったです。

ティモ・ジャイアント/『L is for Libido/性欲』

この作品は、完全にR18+のエログロの極みで、男性側からみた恐ろしさを描いています。

方向性は、すでに『セルビアン・フィルム』(2010年)が頂点に君臨しているので、もしこの作品が面白いと思った方は、ぜひこちらをどうぞ。

※閲覧要注意【満足度100】超グロシリーズ第7弾・映画『セルビアン・フィルム』は、正常な精神では最後まで観ることができないかもしれません。

リー・ハードキャッスル/『T is for Toilet/トイレ』

この作品は、クレイ(粘土)アニメでできています。

クレイアニメをほとんど観たことがなかったことが大きな理由の一つだと思うのですが、クレイ独特の表現力に感心しました。

クレイアニメでグロを表現するのはあまりないかもしれませんが、結構ピッタリだと思います。

カーレ・アンドリュース/『V is for Vagitus/産声』

SFっぽい世界観でスーパーヒーロー物をベースにした、ありえなさそうで「あるある!」と思うストーリーテリングが面白かったです。

『デッドプール2』(2018年、R15+)をもっとダークに、過激にするとこういう感じに行きつくのかも。

【満足度60】X-MENシリーズ第11弾・映画『デッドプール2』は、仲間とともに戦う大切さを知るファミリー映画でした。

ザヴィエ・ジャン/『X is for XXL/ダブルエックスエル』

太っていることで他人から蔑まれ、自分も自身を認めることができない女性が最後にとった行動とは…?

リアリティがなく、ありえないオチなのですが、だからこそ面白いなぁと思った作品でした。

 

日本人監督の作品の出来は?

本作では、3人の日本人監督がそれぞれ作品を製作しています。

さて、彼らの作品の出来はどうなのでしょうか。

簡単にご紹介します。

井口昇/『F is for Fart/おなら』

くだらなさすぎて、ヤバイです。

うんこやおしっこ、おしりにおならで笑いがとまらない小学校低学年の子たちが喜びそうな感じでした。

山口雄大/『J is for Jidai-geki/時代劇』

ごく一般的な時代劇では、この設定は絶対にできません。

「切腹」というシチュエーションで、介添え人の笑いが止まらないという、蛭子能収さんのような不謹慎さを楽しむ作品。

これは面白いなぁと思いました。

西村喜廣/『Z is for Zetsumetsu/絶滅』

本作『ABC・オブ・デス』のラストを飾る作品なのですが、もう何を見させられているのかさっぱり分かりませんでした。

『ABC・オブ・デス』の作品情報

あらすじ

「死」のオリンピック、日本開幕。

アルファベット一文字から描いた全26編、5分1本勝負のホラー・バトル!

世界中から集められた新進気鋭の映像作家26組が、アルファベット全26文字を頭文字とするそれぞれのキーワードを元に、様々な死を巡る短編作品を競作する話題のホラー・アンソロジー・プロジェクトの記念すべき第1弾作品。死にまつわる26編のエピソードが、多彩な切り口と手法で、エログロ残酷描写満載に描かれていく。監督には『フロンティア』のザヴィエ・ジャン、『TIME CRIMES タイム・クライムス』のナチョ・ビガロンド、『キャビン・フィーバー2』のタイ・ウェスト、『ホーボー・ウィズ・ショットガン』のジェイソン・アイズナー、『キル・リスト』のベン・ウィートリーらに加え、日本からも『片腕マシンガール』の井口昇、『地獄甲子園』の山口雄大、『東京残酷警察』の西村喜廣の3人が参加。

allcinema(外部サイト)

予告編

キャスト

中村有沙 / 『F is for fart/おなら』

村田唯 / 『F is for fart/おなら』

仁科貴 / 『J is for Jidai-geki/時代劇』

佐々木大介 / 『J is for Jidai-geki/時代劇』

スタッフ

ナチョ・ビガロンド / 『A is for Apocalypse/アポカリプス』

アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ / 『B is for Bigfoot/ビッグフット』

エルネスト・ディアス=エスピノーサ / 『C is for Cycle/サイクル』

マルセル・サーミエント / 『D is for Dogfight/ドッグファイト』

アンジェラ・ベティス / 『E is for Exterminate/駆除』

井口昇 / 『F is for Fart/おなら』

アンドリュー・トラウキ / 『G is for Gravity/重力』

トーマス・カッペリン・マーリング / 『H is for Hydro-Electric Diffusion/水電拡散』

ホルヘ・ミッチェル・グラウ / 『I is for ingrown/内向』

山口雄大 / 『J is for Jidai-geki/時代劇』

アナス・モルゲンターレル / 『K is for Klutz/不器用』

ティモ・ジャイアント / 『L is for Libido/性欲』

タイ・ウェスト / 『M is for Miscarriage/流産』

バンジョン・ピサヤタナクーン / 『N is for Nuptials/結婚』

ブルーノ・フォルツァーニ / 『O is for Orgazm/オーガズム(絶頂)』

エレーヌ・カッテ / 『O is for Orgazm/オーガズム(絶頂)』

サイモン・ラムリー / 『P is for Pressure/重圧』

アダム・ウィンガード / 『Q is for Quack/アヒル』

スルジャン・スパソイェヴィッチ / 『R is for Removed/切除』

ジェイク・ウエスト / 『S is for Speed/スピード』

リー・ハードキャッスル / 『T is for Toilet/トイレ』

ベン・ウィートリー / 『U is for Unearthed/発掘』

カーレ・アンドリュース / 『V is for Vagitus/産声』

ジョン・シュネップ / 『W is for WTF/カオス』

ザヴィエ・ジャン / 『X is for XXL/ダブルエックスエル』

ジェイソン・アイズナー / 『Y is for Youngbuck/ティーンエイジャー』

西村喜廣 / 『Z is for Zetsumetsu/絶滅』