【満足度60】死霊館シリーズ第5弾・映画『死霊館のシスター』(2018年)を観て、なぜ日本で”悪魔祓い系”作品が流行らないのか考えてみました。

シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です。

 

本日は、ブログ企画「死霊館シリーズを1から楽しもう!」第5弾の『死霊館のシスター』をご紹介します。

ブログ企画「死霊館シリーズを1から楽しもう!」を始めます。

こちらは2018年にアメリカで公開された、ホラー作品です。

上映時間は96分。

 

Amazonプライムビデオの吹替版を視聴しました。

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満足度は60点(100点満点)!

「死霊館」シリーズの恐怖の原点が描き出される本作、まずまず楽しむことができました。

物語の舞台は1952年。

ですので、中心となるのはオリジナルシリーズのウォーレン夫妻ではなく、バチカンから派遣されたバーク神父と新米シスターであるアイリーン。

2人は、悪魔ヴァラクが復活してしまった修道院で、救えなかった過去の幻影とも戦いながら、悪魔と対峙していくことになります。

面白いストーリーだったのですが、ぼくはそこまで没入感を味わうことができませんでした。

この理由に、ぼくが日本で生まれ育ったということに関係があるのではないかということで、本作の注目ポイントは、「なぜ日本では悪魔祓い系映画が流行らないのか?」をまとめてみたいと思います。

 

以下に、注目ポイントと感想を書きますので、お読みください。

『死霊館のシスター』の予告編と簡単なあらすじ

呪え。

祈れ。

 

1952年、ルーマニアの修道院で若いシスターが自ら命を絶った。

不可解な点が多いため、バチカンはバーク神父と見習いシスターのアイリーンを派遣する。

さっそく調査を開始した2人は、やがて修道院に隠された恐るべき秘密に迫る中で、悪魔のシスター“ヴァラク”の存在に行き着く。

そして自らの命と信仰をかけたかつてない恐怖と対峙していくバークとアイリーンだったが…。

 

allcinema(外部サイト)

『死霊館のシスター』のキャスト・スタッフ

キャスト

デミアン・ビチル/バーク神父

タイッサ・ファーミガ/アイリーン

ジョナ・ブロケ/フレンチー

シャーロット・ホープ/ヴィクトリア

イングリット・ビス/オアナ

ボニー・アーロンズ/尼僧

 

スタッフ

コリン・ハーディ/監督

ジェームズ・ワン/製作・原案

『死霊館のシスター』を観る前に

本作に関連する第3弾『死霊館 エンフィールド事件』をチェック

本作は、「死霊館」シリーズ第3弾『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)で登場した悪魔のシスターについて語られる物語です。

そこで、本作を視聴する前にぜひこちらを楽しんでいただきたいと思います。

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【満足度80】死霊館シリーズ第3弾・映画『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)は、とても素晴らしいオカルト・ホラー作品でした。

 

解説

大ヒット・ホラー「死霊館」シリーズのスピンオフ作品。『死霊館 エンフィールド事件』に登場した悪魔のシスターに焦点を当て、シリーズの全ての恐怖の原点を描き出す。

主演はオリジナル・シリーズに主演したヴェラ・ファーミガの実妹タイッサ・ファーミガと『エイリアン:コヴェナント』のデミアン・ビチル。

監督は『ザ・ハロウ/侵蝕』のコリン・ハーディ。

 

allcinema(外部サイト)

 

タイッサ・ファーミガさんに注目!

本作『死霊館のシスター』で主人公の一人として活躍するシスター・アイリーンを演じるのは、タイッサ・ファーミガさん。

彼女は、オリジナルシリーズで主人公のロレイン・ウォーレンを演じているヴェラ・ファーミガさんの実の妹だそうです。

彼女たちは7人兄弟。

ヴェラさんは上から2番目の1973年生まれで、タイッサさんは末っ子の1994年生まれ。

なんと21歳差の姉妹なのです。

引用:note(外部サイト)

確かに笑顔はとっても似ていますね!

タイッサさんの演技をじっくり楽しみたいと思います。

 

時系列をチェック

ここで、本作の時系列を確認しておきたいと思います。

本作『死霊館のシスター』(1952年)→第4弾『アナベル 死霊人形の誕生』(1955年)→第2弾『アナベル 死霊館の人形』(1970年)

これまでの「死霊館」シリーズの中では1番古い時代を描くことになります。

本作で登場するであろう悪魔のシスターは、第3弾『死霊館 エンフィールド事件』に登場しました。

ときは1977年。

ということは、本作では悪魔のシスターを退治することができない?

ルーマニアの悪魔はどうやってアメリカに渡ったの?

これだけでもいくつか疑問が沸いてきました。

 

その悪魔の名は…「ヴァラク」

本作で登場する悪魔の名前は、ヴァラク。

キリスト教の方には馴染みのあるのかもしれませんが、ぼくはさっぱり分かりません。

ぼくが分かるのは、サタンとか、ルシファーとか…。

ですので、作品のためだけに作られた悪魔なのかも…と思って調べてみました。

なんでも、『ゴエティア』というヨーロッパの魔術書によると、30の軍団を率いる序列62番(72番中)の地獄の大総裁、だそうです。

『ゴエティア』 – ウィキペディア(外部サイト)

ヴァラク、意外に弱いんだ…。

そ、それでも30の軍団を率いているのだからすごいですよね。

考えてみたら、序列が高い悪魔がわざわざ人間に憑りついて、ということはしませんね。

うわー、ヴァラク怖いな怖いなー。

何が怖いって、ヴァラクって男性?だと思うのにシスターの格好してるからですよ!

悪魔って、性別はないのかな?

『死霊館のシスター』の注目ポイントと感想

本作の注目ポイントでは、「なぜ日本では悪魔祓い系映画が流行らないのか?」を考えてみたいと思います。

日本で”悪魔”は流行らない?

「死霊館」シリーズは、人間に悪魔が憑りついて、それを神父が悪魔祓いによって追い払うということが中心となって語られる作品です。

ですので、キリスト教のカトリック?を信じる人たちが多いヨーロッパでは、当然受け入れられやすい物語といえます。

そういった視点で考えると、日本でこれらの作品がいまいちヒットしない理由が見えてきます。

日本は昔から、動物憑き、特に狐憑きと呼ばれる精神が錯乱してしまった状態がすでにあったのです。

ですので、キリスト教を布教しに来た宣教師たちは、人間に憑りついた悪魔を祓うことで信者を増やそうと頑張ったものの、「アクマ? いや、ただの狐憑きでしょプププ」てなもんで、まったく取り合ってもらえなかった…という想像ができます。

つまり、今まで刷り込まれてきた感覚をすぐに「悪魔」にアップデートすることができず、悪魔の登場シーンになるとちょっと笑ってしまうことになるという訳です。

 

エクソシスト=悪魔祓いをする神父になるには?

本作や他の作品でカッコよく悪魔と対峙しているエクソシスト。

彼らを見ていると、堅物、生真面目、もちろんキリスト教の教えを守る、そういったイメージが浮かんできます。

悪魔祓いは基本的に無料らしく、お金を儲けたい人がなるものではないようです。

エクソシストとして厳しく定められていることは、2つ。

1.利益を追求するようなことはあってはいけない。

2.その人が人格的に優れた人でないといけない。

2つ目はなかなか難しそうです。

例えば、いかに人格的に優れていようと、同性愛者であると絶対ダメ。

キリスト教のカトリックでは、同性愛による性的行為を禁じているからです。

そして、若い女性の悪魔祓いを行うような場合、その女性がトランス状態になったときに身体を押さえたりするだけでも後で訴えられるのを避けるため、妻であったり恋人の同伴で活動ができないとダメみたいです。

 

エクソシストについて学びたいときに読む2冊

本作『死霊館のシスター』を観て、エクソシストについて勉強した方がもっとこういう作品を楽しめるのではないかと思いました。

そこで、時間のあるときに以下の2冊を読んでみたいと考えています。

どちらも島村菜津さんというノンフィクション作家の本です。

「エクソシストとの対話」は、21世紀国際ノンフィクション大賞(現小学館ノンフィクション大賞)の優秀賞を受賞しています。

どちらも読むのが楽しみです。

 

最後に

もし悪魔祓いについてもっと知りたい!という方、自分もエクソシストになりたい!という方は「エクソシスト養成講座」なるものも開催されているそうですので、ぜひ調べてみてください。

バチカンで開講されたエクソシスト養成講座 – ニコニコニュース(外部サイト)

ぼくはそこまでの力は無さそうなので、今年のハロウィンは、シスターの衣装を買ってヴァラクとして街へ繰り出したいと思います。

 

以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。

第6弾の『ラ・ヨローナ ~泣く女~』(2019年)はこちら。

【満足度40】死霊館シリーズ第6弾・映画『ラ・ヨローナ ~泣く女~』(2019年)は、気軽に楽しむホラー作品でした。

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