【満足度70】映画『ヒルズ・ハブ・アイズ』(2006年、R15+)社会風刺のきいたホラー作品からバトルアクションに変化するよ。

『ヒルズ・ハブ・アイズ』は2006年にアメリカで公開されたホラー・ドラマ・スリラー作品。

マニアックな作品であるものの、単純なクリーチャーものではない味わいがありました。

GYAO!(2019.02.11現在300円で視聴可能)で大阪ー高松間の高速バス内でスマホ視聴。

満足度70%!

『ヒルズ・ハブ・アイズ』の予告編と簡単なあらすじ

警官を退職したボブ・カーターはトレーラーで家族と旅行に出る。

その途上、砂漠を横断中に車が故障し立ち往生することに。

ボブと娘婿のダグは、家族をトレーラーに残して助けを呼びに出る。

しかしそこは政府の核実験場で、突然変異を起こした恐るべき謎の食人一族が潜んでいた。

生き残りをかけた一家は、この怪物と凄惨な殺し合いを繰り広げることに……。

『ヒルズ・ハブ・アイズ』を観る前に

「マーベル展~時代が創造したヒーローの世界~」を観に、香川から大阪にやってきています。

大阪のホテルで寝る前に読んだのが、『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)』。

この本の中で、荒木先生が「とても面白い!」と評価していたので観ることにしました。

なんでも、1977年の『サランドラ』というホラー映画のリメイクなんだそうです。

そこで、近くのレンタルDVD屋さんのアプリでレンタル可能かチェック→×

いつも利用するAmazonプライムビデオで検索→×

視聴制限がついているような作品は、こういうことがよくあるんですよね。

なので通常検索で調べてみました。

すると、

また、映画レンタルに関してもTSUTAYAでは作品の描写面を理由に自主規制で2作目も含め、この作品のレンタル・販売の取り扱いを中止する事態となった。

ウィキペディア

「核実験場で、突然変異」というパワーワードを持つこの作品ですので、流通にのるのはなかなか大変なのでしょうね。

ぼくは、ホラー映画は好きでこれまでもたくさん観ているのですが、こちらは未視聴なのでワクワクしながら観たいと思います。

『ヒルズ・ハブ・アイズ』の評価と感想

ヴァニの評価

評価70点(100点満点)

ホラーに興味があり、恐ろしいクリーチャー(怪物)が出てきて人間たちを殺戮するようなものを観てみたい人にオススメしたいと思います。

ホラー映画というと、幽霊や未知の生物、ゾンビなどが出ている作品が多いのです。

この『ヒルズ・ハブ・アイズ』では、モンスターではなく核実験の犠牲となった人間が襲ってくるという作品になっています。

彼らは、核実験場となっていた砂漠で、そこを通る人たちを襲って暮らしていました。

それだけを聞くと、彼らは憎むべき相手だと思えてしまいます。

しかし、本当に恐ろしい敵とは何なのか。

鑑賞後に、ふとそんなことを考えてしまうようなメッセージが込められているように思えました。

ワクワク感が高まる序盤

「プロローグ」として、核実験の映像とともに映される奇形児の写真の数々に高まる期待。

その直後、今回の舞台となる砂漠地帯の放射線を測定している作業員たちが「つるはし」で無残に殺されてしまいます。

「この作品は、出し惜しみせずに見せてくれるんだな」

とワクワクさせてくれる冒頭です。

場面が変わって、今回の主役である家族が砂漠に入る前のガソリンスタンドに立ち寄ります。

だいたい、こういう場所にあるガソリンスタンドの主人は、敵側の人間なんですよね。

そういったお約束は隠すことなく描かれています。

「おい! 早く襲えよ!」とイラっとする中盤

序盤からガンガンに飛ばしていくのかと思いきや、中盤は犬が1匹殺されただけで、ダラダラした時間の使い方だなと思いました。

イラっとするか、眠くなるか、どちらかだと思います。

しかし、もうしばらく我慢してください。

ここを何とか乗り越えることができれば、後半は盛り返してくれます。

待ってました! 人がやっと死にます。

火あぶり、小鳥の生き血を飲む、ピストル……。

中盤以降、次々と家族が襲われていった後からが『ヒルズ・ハブ・アイズ』の一番の見どころでしょう。

明らかになった異形の食人一族。

「襲われるだけでは終わらない!」ということで、義理の弟に「腰抜け」呼ばわりされる男、ボブの娘婿のダグが立ち上がります。

そして、生き延びた家族たちも知恵を絞って食人一族から身を守ろうとするのです。

ラストは異形の者vsミスター腰抜けのスーパーバトル!!

ここで怖いなと感じたことは、「敵である食人一族が、いったい何人いるのか分からない」ということ。

序盤に視聴者をミスリードに誘うポイントがあったりするので、余計に恐ろしいなと思いました。

ぼくは完全にミスリードに惑わされてしまいました。

観るときは、「彼らは何人いるのか」ということに注目してみると面白いと思います。

後半はもはやホラーではなく、サバイバルバトルアクションの様相を呈します。

これが受け入れられるかによって、『ヒルズ・ハブ・アイズ』の評価が変わるかもしれないと思います。

調べてみると、アレクサンドル・アジャさんという監督なのですが、この前の作品で『ハイテンション』というホラーを撮っていました。

この『ハイテンション』も面白いのでおすすめなのですが、後半部分はテイストがかなり近いです。

『ヒルズ・ハブ・アイズ』がなかなか観れない場合は、『ハイテンション』を観て代用するもの良いかと思います。

スーパーバトル後の物語は、いろんな要素を詰め込んでいて面白いので、ぜひご自身で観ていただきたいと思います。

”ネタバレを読む”

ラストにあのヒーローが爆誕!

ミスター腰抜けがバトルに勝ち、家族の元に帰ってくるシーンがあります。

BGMもまさにヒーロー。

「あれ? これどっかで観たことあるぞ??」

そんな既視感を覚えて、エンディングロールを観ながら考えていたんです。

「アイ・アム・レジェンドやん!」

作品の公開順としては『ヒルズ・ハブ・アイズ』の方が先なので、もしかすると『アイ・アム・レジェンド』の方がオマージュなのかもしれません。

ということで、生き残りをかけたバトルを終えて、一安心して映画が終わるのかと思っていたら、抱き合って喜びを分かち合う家族を、まだ望遠鏡で観ている者がいたのでした……。

「ヒルズ・ハブ・アイズ(丘から視ているぞ!)」

ご覧いただきありがとうございました。

”ネタバレを読む”

以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

いかがだったでしょうか?

もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。

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