映画『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』
— ヴァニ📽️4月21日(日)Zoomでシネマ・トーク開催! (@vani_1103) 2019年4月10日
2014年、アクション/アドベンチャー/SF、136分
満足度80点(100点満点)
【どんな時にオススメ?】
重厚なシナリオを堪能したい時。
【ポイント】
・いったい誰を信じていいのか。
・個性豊かなキャラクターたち。 pic.twitter.com/fnv9B7iN2H
シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)です!
本日は、ブログ企画「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を1から楽しもう!」の第9弾『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』を紹介します。
ブログ企画「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を1から楽しもう!」を始めます。
こちらは2014年にアメリカで公開された、アクション/アドベンチャー/SF映画です。
上映時間は136分。
レンタル店でDVDを借りて吹替版で視聴しました。
Amazonプライムビデオはこちら。
満足度は80%。
今回で視聴するのは2度目で、前回は70点でした。
とても楽しく観ることができました。
この作品単体では、ここまでの満足度にはならなかったと思います。
単純なヒーローアクション物の作品ではなく、どちらかというとサスペンスの要素が高いため、この作品から観始めるという方にとっては、評価しにくいかもしれません。
今作は、MCUシリーズとして、『キャプテン・シリーズ』シリーズとして、
・既存のキャラクターにさらに深みを加える。
・新しいキャラクターを登場させる。
・今までの伏線を回収しながら、再び伏線を張る。
というところを丁寧に描き、物語自体にも没入でき、さらに今後の展開にワクワクできるようになっていたと思います。
『キャプテン・アメリカ』シリーズは、他の作品よりも上映時間が長い傾向があるのですが、そういった点も気になりませんでした。
以下に、感想と注目ポイントを書きますのでお読みいただけるとうれしいです。
この記事をサクッと流し読み
『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』の予告編と簡単なあらすじ
アベンジャーズのメンバーとして戦ってから2年、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)はS.H.I.E.L.D.(シールド)の一員として活動していた。
ある日、キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)を世界屈指の暗殺者ウィンター・ソルジャーが襲撃。
さらにウィンター・ソルジャーの正体は、キャプテン・アメリカの親友で第2次世界大戦で亡くなったバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)で……。
『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』を観る前に
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の第9弾『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』。
第8弾の『マイティ・ソー ダーク・ワールド』のご紹介はこちら。
【満足度40】MCU第8弾・映画『マイティ・ソー ダーク・ワールド』は神の活躍を描く難しさを感じました。
前作『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』はこちら。
【満足度70】MCU第5弾・映画『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』は2回目の方が楽しむことができました。
2度目の視聴になりますが、内容はまったく覚えていません。
ですので、視聴前にこんな注目ポイントを考えてみました。
① 人間に近いとはいえ、キャプテン・アメリカもかなり完成されたヒーロー。
成長物語ではなく、どんな展開を見せてくれるのか。
② キャプテンが恋した人は、第2次大戦時代のペギー・カーター。
キャプテンは現代で誰かに恋をするのだろうか。
もしかして、今作で一緒に活動すると思われるナターシャ・ロマノフ、通称ブラック・ウィドウと恋に落ちてしまうのかも。
フェイズ2(第2シーズン)は、続編が多いこともあり、じっくりとヒーローの内面を描く物語が多いので、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』もこの方向でいくのか、ここで少し変化してくるのか、じっくりと楽しんでみたいと思います。
『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』の感想と注目ポイント
作品を観る前に、大きく2つの注目ポイントを掲げていました。
① どんなお話になるのか。
② キャプテンの恋人となる人が現れるのだろうか。
順を追って、書いていきたいと思います。
まず①。
成長物語ではないというところは当たっていました。
今回は、キャプテンの周りの環境がいろいろと変わってしまうというお話。
これがMCUシリーズを楽しんできた方にとって、非常に興味深い内容になっていました。
この物語の展開にすることで、間接的にキャプテンの人間性をより深く知ることができるようになっています。
また、脇を固めるキャラクターたちの背景も知ることになり、今後の作品をより楽しむことができるようになったと思います。
今までのMCUシリーズから考えると、「起承転結」でいう「転」となるような事件が起きます。
そして、各個人の胸に秘める正義が、果たして善なるものなのか、そうではないのか、という本質に迫るストーリーとなっていました。
次に②。
予想通り、恋についての場面が登場しました。
が、あまり作品の中では深く語られてはいないものの、調べてみるとなかなか込み入った人間関係が描かれているようです。
これについては、下記のキャラクター紹介で書こうと思います。

今作で、シールド(戦略国土調停補強配備局というすっごく長い覚えにくい部署・通称S.H.I.E.L.D.(シールド)。軍のようなものかな?)のエージェントたちを始め、たくさんの魅力的なキャラクターが登場しています。
今後の作品にも、敵味方どちらとも重要な働きをしそうな人物を何人か紹介しておこうと思います。
●ファルコン(サム・ウィルソン)
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引用:ナリナリドットコム(外部サイト)様より
元パラシュート部隊所属の退役軍人。
ぼくは、キャプテン・アメリカとは、氷漬けになっていたということもあって、これまでも、これからも孤高の存在なのかなと思っていました。
そんなところに、ファルコンが登場。
彼の登場シーンをまったく覚えていなかったため、シリーズが進んだときに『アイアンマン』のウォーマシンと混ざり合ってしまって分からなくなってしまったので、ぼくのようにならないようにご注意ください。
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引用:TOYCAFE(外部サイト)様より
ファルコンを見分けるのは、「翼」です。
●ウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)
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引用:MARVELガイド(外部サイト)様より
バッキー・バーンズとは、キャプテンの親友でもあり戦友だった人物。
前作『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーズ』でともに戦っていたものの、ある戦闘で行方不明となっていたのでした。
彼は敵なのか味方なのか。
なぜ70年前と変わらない容姿で現代によみがえったのか。
謎が深いキャラクターです。
他にも、一人ひとり紹介したいのですが、実際に視聴して楽しんでもらえればと思います。
シールド長官ニック・フューリーや、ブラック・ウィドウなど、既存のキャラクターにもそれぞれ焦点が当てられ、より深みを与えている作品ですので、MCUシリーズを楽しむ上で、この作品は外すことはできないと思います。

今作を観ていて思ったことがあります。
それは、キャプテンのリアクション芸のすごさ。
今までのヒーローたち、例えばソー。
彼は神様ということで頭の中にインプットされていますので、少々痛そうな攻撃をくらっても「ソーなら大丈夫だよね」と思ってしまいます。
例えばハルクであれば、ピストルなどの弾など皮膚がはじいてしまうので、「大丈夫なの?」と心配するようなシーンは生まれません。
ですが、キャプテンの場合は違います。
強化人間ではありますが、やはり人間。
ぼくの頭の中でも「ぼくより10倍くらいは強いとは思うけど、やっぱり人間」というインプットなので、痛そうなシーンがゾクッとしてしまうのです。
史上最強の盾を持っていたとしても、
「そんなところから飛び降りたら!」
「そんなミサイルの爆風を受けたら!」
という場面で、他のヒーローよりも痛みを感じることができます。
キャプテンは、痛みを伝えてくれるヒーローだといえるでしょう。

アメリカン・コミックス『マーベル・コミック』で数多くのヒーローを生み出してきた原作者であるスタン・リーさん。
彼は、マーベル・スタジオで製作された作品に、ちょい役で出演していることで有名です。
今作にも出演していますので、お見逃しなく。
ヒントは、物語が後半に入る前のキャプテンの関連物を展示している博物館です。

マーベル映画は、エンドクレジット後に映像が差し込まれていることがあります。
今回は、エンドクレジット途中で1度。
最後に1度の計2度あります。
途中には、新たなるヒーロー(ヴィラン=悪役)の存在が明らかになります。
そして、シールドで管理していたインフィニティ・ストーンの一つであるマインド・ストーン(ロキの杖)が何やら悪用されてしまいそうな雰囲気です。
最後にはある人物が自分の過去を知ることになります。
ぜひ最後までお楽しみください。
以上、シネマ・ナビゲーターのヴァニ(@vani_1103)でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
もしこの作品に興味を持たれましたら、実際にご自身で映画を楽しんでみていただきたいと思います。
MCU第10弾はこちら。
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